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草間彌生展-高鍋町美術館ー

本日9月3日(火)、高鍋町美術館に「草間彌生展」を鑑(み)に行ってきました。

草間彌生(1929年~)と言えば、現代アート(コンテンポラリーアート)界において世界的名声を得ている、日本を代表する前衛芸術家であります。草間は、それまでの日本人の大家がそうであったように、はじめはアメリカで認められました。2016年には文化勲章を受章しましたが、その後の画家での受賞者は、2017年の奥谷博、2021年の絹谷幸二、2022年の上村淳之の3人だけです。その希少性が知れたものです。現在95歳の草間は、今も精力的に新作を発表する、生きた闘志といった感じです。(余談ながら、同じ年に生まれた有名人は、向田邦子です。)

※日本国内でよりも先に欧米で認められた画家は、藤田嗣治(1886~1968)、棟方志功(1903~1975)、岡本太郎(1911~1996)・・・・・・です。

今回の美術展は、フォーエバー現代美術館コレクション所有の作品30点が鑑賞できます。フォーエバー現代美術館コレクションは、現在閉館しておりますが、このような全国巡回を行っているのでしょうか・・・・・・推定です。(受付の方に訊いてはみたのですが、期待した応えは返ってきませんでしので、キュレーターの方ではなかったのでしょう?)

私奴も草間彌生の作品を相当数見てきましたし、実際のオークションでも草間作品にパドルをあげた経験があります。今回の作品は上物(傑作・良品)揃いです。とくに下の写真のかぼちゃは、キャンバスに描かれたアクリル画(原画)で、大作でもあります。オークションでも億は優に超えるでしょう。もしかしたら数億かも。

このような秀作を鑑(み)れて、幸せであります。関係の方々に感謝です。

2枚目の写真の右は、上杉鷹山です。鷹山は、高鍋藩秋月家藩主の次男坊として江戸藩邸で生まれました。が、祖母の実家の上杉家が男子に恵まれなかったため、幼少時に上杉家の養子となりました。上杉家藩主であり、かつ江戸藩邸で誕生しましたから、鷹山がその生涯で高鍋を訪問したことがあるか、私奴には不明です。「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の成さぬなりけり」の鷹山です。

つづく。

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