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今回の日向灘沖地震を考えてみようーその4(まとめ)-

自分の命は自分で守りましょう。

今回の日向灘地震で考えさせられた事項

①南海トラフ震源域が従来の2倍に拡大されたのは最近の事、②1662年発生の頓所地震をはじめ日向灘地震が発端となっての全割れや半割れの超巨大南海トラフ地震が誘発された事実はないこと、③2024年8月8日のM7.1の日向灘沖地震においても現在までその徴候はみられないこと、④とはいっても、海のプレートは、陸のプレートの下に1年間に数cmから10cm程度のゆっくりとした速度で沈み込んで(国土地理院)エネルギーを蓄えているのですから、寺田寅彦の随筆のように、いづれは必ず超巨大南海トラフ地震(全割れ・半割れ)は起こり得るのではなく、必ず起こるのであります。⑤しかしそれがいつ起こるか分からない(20~30年先やら、50年先やら、100年先やら、500年先やら、1000年先やら、明日やら・・・・・・)とあっては、今回の準備情報のように、国民にその対策を周知徹底するのは絶対的な無理があるというものです。

超巨大南海トラフ地震による損害は、国家予算の2年分にあたる200兆円とも言われています。これに富士山の大噴火や誘発の内陸地震の多発があった場合、一体その損害額は如何程か? さて、次なる国(気象庁)の啓蒙、喧伝、施策は如何なるものか、乞うご期待あれってとこでしょう。

最後に、「天災は忘れた頃にやってくる」「君子、危うきに近寄らず」「三十六計逃げるに如かず(孫子兵法)」・・・・・・です。全て自己責任です。(完)

下の写真は、気象庁の資料を転写・引用しました。トラフ(海溝)は連続しています。

以上、数日間、南海トラフ超巨大地震について私奴なりに考えてまいりました。行政は、新たな土地開発や既存で地震・津波に対してリスクの高い地域の再開発について、対地震・津波対策を強化しなければならないこと、

かつ老人や病気の人、ハンディキャップのある人たちの命を必ず守るという固い行政執念が無くてはならない。われわれ住民の、防災に特化したコミュニティの構築が必須だろう。私奴も協力しますぜよ。

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