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2010年1月25日(月)-1月いっとき、2月逃げ月、3月さらさら-

 年が明けたかと思うと、「成人式」、「中学・高校入試」、「共通一次などの大学入試」、「卒業と就職」、「引っ越しと入学・入社式」など、人生で重要な行事が「目白押し」のシーズン到来だ。
 
 昔から「1月いっとき(行く月)、2月逃げ月、3月さらさら(去る月)、4月・5月の日の長さ」という。この時節、気温や自然の変化が著しいからか、「二十四節気」や「七十二候」の単語も親しい。
 
 「二十四節気」(にじゅうしせっき)は「古代中国より伝わった季節区分で、昼夜の長さが等しくなる春分を基準に24の季節の推移を表す節気を設けたもの。月の動きをもととする太陰暦において、暦と季節の微妙なズレを補うため、太陽の動きを基準とした季節区分を加味して、主に農作業に役立てた。各節気の一期間は約15日、月に2つある節気のうち初めを正節、後を中気と呼ぶ。」一方の「七十二候」(しちじゅうにこう)は「約15日の二十四節気それぞれを、さらに3等分し(24×3=72)、ほぼ5日間ごとにその時候に特徴的な自然現象を当てはめたもので、それぞれ初候、次候、末候という。暦の伝来と共にわが国に伝わったが、日本の気候と一致しない候もあった。現在伝わっている七十二候は、江戸時代以降、日本の風土にあわせて修正したものである。」
 
 今年の1月の二十四節気は「小寒」(しょうかん、5日)と「大寒」(だいかん、20日)、2月は「立春」(りっしゅん、4日)と「雨水」(うすい、19日)、3月が「啓蟄」(けいちつ、6日)と「春分」(しゅんぶん、21日)である。
 
 一方の七十二候は、1月が「雪下出麦(せっかむぎをいだす)」・「芹乃栄(せりすなわちさかう)」・「水泉動(すいせんうごく)」・「雉始雊(ちはじめてなく)」・「款冬華(かんとうはなさく)」・「水沢腹堅(すいたくふくけん)」・「鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす)」、2月が「東風解凍(とうふうこおりをとく)」・「黄鶯睍脘(こうおうけんかんす)」・「魚上氷(うおこおりにのぼる)」・「土脉潤起(どみゃくうるおいおこる)」・「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」、3月が「草木萌動(そうもくきざしうごく)」・「蟄虫啓戸(ちつちゅうこをひらく)」・「桃始笑(ももはじめてわらう)」・「菜虫化蝶(なむしちょうとけす)」・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」・「桜始開(さくらはじめてひらく)」・「雷乃発声(らいすなわちこえをはっす)」である。
 
 「お年玉年賀はがき抽選会」が終わり、1月31日は県庁並木通りから山形屋前にかけて、「巨人軍歓迎パレード」が開催される。2月はプロ野球やJ-リーグの「キャンプイン」。2月3日は「節分」。3月3日は「桃の節句」で「雛祭り」、桜の咲くころは「選抜高校野球」。楽しみ満載である。これから「三寒四温」を経ながら、陽も高くなり、自然もスプラウト(Sprout)し始める。人間も英気を養う時節である。もう暫しの我慢大会である

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