●国会でブータンの王様が13分間演説した。31歳の若さで新婚1ヶ月のワンチュク国王の諭すような話しっぷりとその内容の濃さに魅了された。日本国の宰相はじめ国会議員の演説にはカリスマ性も国民を愛しむ感情何ぞも、何も無いのだろう。感動することがないのだから。人間はやはり中身だな。九州程の面積で人口は僅か70万人であるが、国民総幸福量(GNH=Gross National Happiness)で世界一の国の王様が、オバマよりもプーチンよりも胡錦濤よりも、もちろんベルルスコーニよりも、誰よりも偉大に見えた。「自分だけの幸福」だけでも考えてみっか。11月18日。
●仕分けの国会版。公務員宿舎廃止論に対して、財務政務官の発言は「全部売却しても1兆7,000億円、恒久財源とはならないだろう。」。この阿保、馬鹿。公務員が宿舎を出て一般人と同じように一般の住居に住めば、民間が潤うだろう。一等地も民間が活用すれば、固定資産税どころか法人税も増えるのだぞ。もっと勉強して国会議員になれ、・・・ど阿保。11月17日。
●「赤ひげ」は江戸の町医者で漢方医の小川笙船(おがわしょうせん、1672~1760)のこと。享保7年(1722年)1月21日、目安箱に江戸の貧困者や身寄りの無い者のための施薬院設置を求める意見書を投書したことに始まる。その後、養生所肝煎職は笙船の子孫が世襲した。11月16日。
●「赤ひげ」は山本周五郎(1903~1967)の小説「赤ひげ診療譚」が原作で、世界の黒澤明(1910~1998)の映画「赤ひげ」でブレイクして今日がある。原作では「ひげが赤いわけでもないのに何故か赤ひげと呼ばれている」が、映画では白黒にも拘わらず、黒澤明が薬品の為に赤っぽく変色しているという設定で染めた。世の民が「赤ひげ」で連想するのは、貧しい庶民には金をもらわずに診療したり、その代わりに野菜などの現物を頂く、庶民の味方の町医者である。一方で赤ひげは、裕福な金持ちからはそれなりの報酬をもらうが、身分の違いで診療内容や薬の差別はしない。日本医師会長を25年間も務めた上げた故・武見太郎翁(1904~1983)は銀座で「赤ひげ」を実践したというではないか。現在でも、町にひとりやふたりの「赤ひげ」が居てもらいたいが、そうでもしようものなら、いやそういう人物が居ようものなら、医師会から四面楚歌され抹殺されるであろう。赤ひげの舞台は、江戸幕府が江戸に設置した無料の医療施設である、あの「小石川療生所」は8代将軍・徳川吉宗(1684~1751)と江戸町奉行・大岡忠相(おおおかただすけ、1677~1751)の主導した享保の改革(1716~1745)における下層民対策の一つであり、幕末までの140年余りにわたって、貧民救済施設として機能した。つづく。11月15日。
●ワクチンや去勢、避妊手術などの料金を周囲よりも安くする動物病院が少なくない。まとまりのある獣医師会では「阿吽の呼吸」(彼らはカルテルではないと言う)で相談して価格を決めるが、そうでない○○市では価格を決めても次の日から設定より安くする不届き者がいる。伝統の裏切り行為だ。これは獣医界だけかと思ったら、医師の世界でも同じの様だ。というのは、インフルエンザのワクチンは自由診療なので千円の病院もあれば二千円の病院もあり、初診料、再診療込での料金というか、それらの代金が取られず、ワクチン注射のみの値段である。お医者も自由診療になったら、混乱どころか、患者側にとっては利益になることをしてくれるに違いあるまい。もちろん、優秀な医者や「赤ひげ」には多くの患者が集い、現行の保険診療以上の診療代償を受け取れるのだ。これが、「平等な医療体制」である。つづく。11月15日。
●アメリカ留学時のある夜、娘がベッドで燥(はしゃ)いでいて電気スタンドか何かの角で眉毛のところの皮膚をカットし、夜間救急へ。医療用接着剤を使用して絆創膏を貼っただけ。抗生剤も何の薬も無し。通院も無く、数日後に自宅で絆創膏を取って終り。新鮮創であるから、これで問題ないのだが、果たして日本でも同じ治療であろうか。薬も出されるし、通院もあるだろう。これは「国民皆保険」の存在が一因である。患者は窓口での負担額が少ないため、病院の言われるままに不要な薬を飲み、過剰な通院治療を受けるのである。今や、薬漬けの状態は周知化されたことだ。国民皆保険が「絶対善(万全?万善?)」で、アメリカの医療システムが「絶対悪」でないことぐらいは、小学生でも知っているだろう。国民皆保険を隠れ蓑にほくそ笑んでいる護送船団の多いことを知らなければならない。つづく。11月15日。
●「(医師の集団は)3分の1は学問的にも倫理的にも極めて高い集団、3分の1はまったくのノンポリ、そして残りの3分の1は欲張り村の村長さんだ」と嘆いたのは、1957年(昭和32年)から1982年4月(引退)の永きにわたって日本医師会長を務めた故・武見太郎(1904~1983)氏の弁だ。『銀座にあったクリニックでの治療費は、患者が自ら診療代を自由に決めて支払いする方式で、伝説となっている。人柄は、権力をかざす政治家や官僚には異常なくらい厳しい対応をするが、弱者にはいつでも優しく接した。「喧嘩太郎」の異名の一方、「情けと涙の太郎」を知る者も多い』(Wikipediaを改変)。武見太郎が生きていたら、現在の医療の異常事態にどのような判断を下すのであろうか。「赤ひげ」は何分の1であろうか。つづく。11月4日。
●TPP交渉参加正式表明。またもや外国の圧力あっての「第3の開国」だ。日本という国や国民は自ら開放・改革・開国が出来ないということを、これまた改めて証明した形だ。そもそも根源の問題は、10年後の農業が、中間村の田畑や山林が・・・TPP参加の如何にかかわらず・・・今よりも進歩しているかだ。世界に冠たる「国民皆保険」というが、今でも16%の国民が健康保険を滞納している状況下で、そんな暢気な放言をしている日本医師会は正気か・・・。医師は医の倫理に正直かつ忠実で、病める患者の側に立ってその苦しみの開放に日夜・盆正月なく努力・精進しているのか。われわれの業界は「自由診療」で日常より切磋琢磨しながら、診療技術のの向上と人材含め設備投資に懸命だ。「混合診療」や外国の良薬を求めて止まない患者も少なくないどころか、間違いなく多い。自由な医療が、貧しい国民にも平等な医療を提供している「国民皆保険」をいささかも妨害することは無かろう。日本医師会の言動は、現在の医療体制が医師と医療の質を著しく低下させている側面もあることを承知していないことはなかろう。農協同様に「既得権益」に胡坐をかき続けたい「保身」あってのTPP反対に他ならない。半数の国民がTPP反対を支持しているのは、「自国の膿」は自国民の力で排膿し、清浄・浄化して「開国」することを望んでいるのだ。これが、この国民の声が心中に響かないのは「末期症状」だ。つづく。11月14日。
●きのうのパッキャオvsマルケス戦。結果は我らがパッキャオの2-0判定勝ち。1人はEvenだった。試合後のジョー・小泉氏のコメントがこの試合の内容を端的に物語っている。「ファイターのパッキャオ、一方のマルケスはボクサータイプでカウンターパンチャー。過去の2戦に比べて、一段と守りを固めたマルケス。パッキャオはマルケスのカウンターの威力を十二分に知っているから、持ち前の2弾、3弾、4弾構えの突進が出来ない。2人とも学習能力が高いから、過去の2戦で体が覚えている。リベンジやラバーマッチはファイター同士に限る。」(ジョー小泉氏の解説をジョーダン・田原が要約)。総じて試合は堪能できたが、1度もダウンシーンが無かったのは不完全燃焼ってとこだ。11月14日。
●WOWOW・「エキサイトマッチ」解説者のジョー・小泉(1947~)氏が選ぶ「パウンド・フォー・パウンド」は1位がマニー・パッキャオで、2位はフロイド・メイウェザー。同じく浜田剛史(1960~)氏は1位がメイウェザーで、2位がパッキャオ。マルケスは2人の選んだ5傑に入っていないが、パッキャオに相性が良い。東洋の英雄の信奉者であるジョー・田原(1959~)は、今日の試合をこう見る。「第2戦(2008年3月15日)後にオスカー・デ・ラ・ホーヤ、リッキー・ハットン、アントニオ・マルガリート、そしてシェーン・モズリーらを次々に倒して実力を倍加させている。パンチの威力、カウンターの切れ味、そしてそれらの正確さは前試合の比では無かろう」。※第1戦は2004年5月8日。11月13日。
●ハワイに泥鰌はいるのか、いないのか。APECで泥鰌宰相がTPP交渉参加を正式表明。事実上の国債公約。ホノルルのフラダンスに若気(にゃけ)て、法外なリップサービスをしないように!!! 今日はパッキャオvsマルケス戦。白黒決着のラバーマッチ(rubber match)。パッキャオはファイトマネーだけで2,000万ドル。ワォワォだ。もちろん、チャンネルはWAWOWライブ。※ボクシング、総合格闘技で、前の2試合の対戦結果が1勝1敗同士の選手が決着をつけるために行う3試合目。本来は、トランプ(ブリッジ)の専門用語で、「三番勝負による決着方法」という意味。11月13日。