コンテンツへスキップ

今週の親仁ギャグ・2012年5月20日(日)~5月26日(土)

地元マスコミは何を考えてんだ! ボンベルタ橘が24日、13年ぶりの全館休業。理由は夏の節電で、11月にも1日ほど休館するという。九電の夏の節電要請期間は7月2日~9月7日。テレビも新聞もさも大した企業努力のように報道。東京のデパートが盛夏期間の定休日を設けたのに対して、何処から見てもピント外れ。日頃年中の節電に心掛けるのは必須。しかし、今問題なのは盛夏のピーク時の電力消費量これが理解できているか否かのような事をテレビや新聞のネタにするようじゃ、マスコミ失格。5月25日。

●戦中戦直後まで、日本人の寿命は2万日とされた。盛唐の詩人、杜甫は770年に58歳で没した。曲江詩の一節「人生七十古来稀」。剛腕もいつの間にやら古希。チルドレンから送られた華は真紅の「ダリア」。『メキシコの国花。花言葉は「華麗」「優雅」「威厳」「移り気」「不安定」「感謝」「栄華」。「移り気」「不安定」は、ダリアの花がフランス革命後の不安定な情勢の中で流行したことに由来する。』(Wikipedia)。花言葉からは決してはなむけの華とは思えない。選んだのはいったいダリヤ。5月25日。

同じ党なのに、ましてや片や総理大臣なのに、あべこべに総理が1党員に頭を下げて会談を申し入れる。それも実現まで1週間。ホンダが「カブ」を中国で生産して逆輸入し、国内産よりも5万円安く販売。96社が参加する韓国のモーターショーで、トヨタと日産がアメリカで生産した車を米韓FTAで韓国へ輸出。益々加速する日本企業の日本国外での「現地調達と逆輸入」や「無関税協定国間輸出」。いよいよ始まった金融機関の日本国債売。どうなっているか年金の運用損益膠着状態を超えて凍結状況の「決められない政治」。経済も金も・・・世界は凄まじい勢いで動いている。日本の政治のスピード感の無さにはもううんざりだ。平成の織田信長こと、橋下徹・大阪市長に頼るしかないか。「○○ぬなら、○○してしまえ既成政党」。5月24日。

●遅れ馳せの第一食。いつもの饂飩屋で例のたぬきを啜りながら、いつもの如く「無くて七癖」のひとつである新聞を捲る。きょうの朝日新聞の一面は「電力10社の平均で、一般家庭への販売電力量が全体の4割なのに利益は7割。反対に企業の販売電力量は6割なのに利益はわずか3割」。一昨日書いた親仁ギャグが虚しい。大口とは言え、そこまで企業に優遇していたとは・・・。この国の「儲けの構図」がまたひとつ加わった。ここまで来たら、泣き寝入りせず、脱原発に向けてひたすら節電し、「節電一揆」を敢行するしかない。自家発電に進む企業に対して電気代を安くしていたと思うのも、あながち穿った見方でもないようだ。5月23日。

●932年前は1180年(治承4年)。8月17日、源頼朝が伊豆で挙兵し、平氏一門の目代・山木兼隆を攻め滅ぼした。これは後白河法皇の皇子である高倉宮以仁王が平氏追討を命ずる令旨を諸国の源氏に発令(4月9日)したことによる。1080年21日の金環日食を、伊豆に流されていた頼朝はどんな思いで拝んでいたのだろうか。8月23日、頼朝は石橋山の戦いで総崩れとなり安房国へ。その後は1184年2月7日の一の谷の戦い、1185年3月24日の壇ノ浦の戦い、同6月21日の平宗盛・清宗父子の近江国・篠原での処刑(事実上の平氏滅亡、かつ鎌倉時代の始まり)、1192年7月20日の源頼朝の征夷大将軍任命に至る。大河ドラマの平清盛(1118~1181)はその間、1181年2月4日に九条川原口で病死。清盛も1180年5月21日、不吉な思いで部分日食をみたのであろうか。5月22日。

宮城県富谷町は被災地だが、現在、431戸に太陽光発電システムが標準整備され、全体の年間発電量は使用電力の1.7倍。「スマートタウン」という。陽が射さない時は、コストの安いガスを使って発電と湯沸かしを行う燃料電池と、つくった電気を充電しておく蓄電池を併用するという。積水ハウスが開発したシステムで、全国に拡大する勢いだ。東電が示している昼と夜との電気料金格差は約5倍。夜間の電気を蓄電しておいて昼間に使うのが一般家庭のスマートハウス。さらに驚いたのが企業の自家発電依存率。旭化成グループは48%(日量発電は約13万6530キロワット)。宇部興産は自家発電率100%。大阪ガス180万キロワット。鹿島北共同発電(64万キロワット、昼100%、夜95%)・・・クレハ(4万5000、70~80%)。住友化学・千葉工業(14万、大半。・・・太平洋セメント(36万5500、69%)。東京ガス(194万)。・・・東レ(約20万、約40%)。・・・トヨタ自動車(約20%)。・・・JR東日本(約110万、約57%)・・・とつづく(サンデ―毎日・5.27号参考)。震災前から、多くの大手は自家発電していたということか。シワ寄せは、ここでも中小企業と庶民か。いやいや、このことは完全脱原発がより早く実現することにほかならない。こうした具体的な事象や数字が見えてくると、政治屋や経産省木端役人、体たらくな電力会社が彼らの利権のために、今や必至でもがいていることが窺える。5月21日。

●5月20日の報道ステーションSUNDAY(テレビ朝日)で赤裸々な政治屋や官僚の国賊的背信。アメリカやオーストラリア、ロシアなど世界中で「シェールガス」など「天然ガス」の利用が国や企業を挙げて熾烈化している。財政破綻した夕張市は、かつて炭鉱爆発事故の原因であった「炭層メタン」を利用した「街興し」を真剣に検討している。その埋蔵量は北海道で使用されるガスの75年分という。夕張市はこの天然資源で企業を誘致し、雇用と人口の増加を目論んでいるのだ。しかし、民主党や経産省官僚は補助金も何も出さず、地方自治体やNPO法人が独自で調査し、その結果、採算の合う埋蔵量であればそれから手を差し伸べるという。頑なな原発の再稼働への意欲。その裏には自身の行く末の電力会社への天下り欲望インタビューに応じた経産省官僚2人の顔にはそう書いてあった。こんな生臭役人には到底国は任されない。民主党・泥鰌なんぞ、随分と前からそれこそ生臭坊主だが・・・。つづく。5月21日。

●日本の人口の約7割が見れる「金環日食」はいよいよ明朝。932年ぶりのことという。24年前の1987年9月23日には沖縄で見ることができた。2030年には北海道で拝環できるが、日本全国規模の金環日食は300年後というから、居ながらにして見れるのは北海道の一部の人を除いてこれ切りだ。予報だと九州では全滅で見れるところがないであろう。神頼みの「てるてる坊主」を作りたくもなるが、神風でも吹かない限り叶いそうにもない。その「てるてる坊主」とやら、元々は中国から伝わった風習で、日本では江戸中期には既に飾られていたようで、「嬉遊笑覧」には、晴天になった後は、瞳を書き入れて神酒を供え川に流すと記されているとのこと。現在は日本由来の風習として逆輸出されているのだという。9千万人皆が「てるてる坊主」を軒に飾ろうものなら、きっと晴れてくれるに違いない。5月20日。

先頭へ