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今週の親仁ギャグ・2013年4月7日(日)~4月13日(土)

世の中に悪法笊法と呼ばれるものは少なくない。その一つが飲酒最低年齢だ。小生も学生時分に通った「○○」が、昨年11月、未成年者に飲酒させたとして、経営する会社が警察の家宅捜索を受けた。各国の飲酒・購入最低年齢は16か18歳が主流。例えばスイスは16歳だから、高校生が居酒屋で堂々と酒を嗜み、ほろ酔い気分でおじさん赤面の戯言誘言を吐いても、妖艶な流し目を飛ばしたとしても、それ以上の挑発発展がなければ何ら御咎めはない。4月は大学進学の月。全部ではないが、新歓コンパと称して多くの未成年が自発にしろ半強要にしろ飲酒をしているのが・・・・・・明治時代からの折り紙付の俗習慣。時も時、折も折、丁度「さとり世代」が繁殖しつつある列島で、18歳からの飲酒許容の法改正をしては如何か。「こどもの飲酒は脳細胞を侵し・・・アルコール依存症の・・・」(18歳を子供扱いすることも大問題)なんて専門家のうざいコメントは、既にアルコール漬された親仁の脳味噌には戯言放言としか聴こえない。高頭低心の新大学生には大いに焼酎を呑んでもらって、自制心を過大に司る脳細胞領域を少しは破壊させる方が望ましい。4月10日。

吉川英治の三国志は湖南文山の「通俗三国志」が原であるから、正史である「三国志」(陳寿著)ではない。「三国志」は晋代の大巻の正史であるから中国人をしても読み辛い。そこで登場したのが中国明代の長編の白話(中国における一般大衆の口語・俗語)小説である「三国志演義」(作者は元末・明初の小説家の羅貫中?)。そしてこの「三国志演義」が初めて日本に入ったのは、おそらく室町時代という。そして日本語訳がなされたのは1689(元禄2年)~1692(同5年)の湖南文山による「通俗三国志」(日本初の外国小説日本語完訳)という。というわけで「三国志演義」は「三国志」以来の講談や逸話を汲みこんだ所謂ところの歴史小説であり、脚色された大衆に受け入れ易い読物ということだ(親仁釈)。吉川英治「三国志」を見ても、戦国時代の群雄割拠の時代の武将の武勇伝がさもあり気に現在に伝わっているのも「三国志演義」の影響を多多受けているだろうことは想像に難くない。尖閣問題・・・・・・中国という国はまともに交渉できない、ざっとは行かないことが何となく理解できそうな小説だ。太平洋戦争の最中に連載された三国志、吉川英治は大河・大江を目の当たりに臨んで何を想い感じたのであろう哉。4月7日。

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