●ワイツゼッカー元大統領の「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる」という名演説。反財政緊縮策を掲げて選挙に勝利したをギリシャの新政権が、EU(欧州連合)に対して財政緊縮策の見直しを求めて交渉しているが、なんとギリシャ側は突如、ナチス・ドイツによるギリシャ占領に関する賠償を要求。ドイツは国家としての責任を回避し、あらゆる行為をナチスに押しつけ、一部から批判の声も残るものの、ドイツは各国から無制限に戦争賠償を要求されるという事態を回避することに成功した経緯がある。「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目となる」・・・「歴史を歪曲し修正する者に未来はない」・・・安倍ちゃんの「戦後70年談話(宣言)」に影響する可能性も大いにあろう。つづく。2月20日。
●爆買の中国人観光客に「福袋」の中身を見せる日本のデパート。春節を日本で過ごすのだそうだ。(小生は、正月に海外に行ったことはありませぬが、少なからぬ日本人も年末年始には海外に出ますね)。今日は新暦の2月18日であり、旧暦では12月30日の大晦日である。日本で天保歴の旧暦が今の新暦にかわった(というか「かえた」といった方が正確だが・・・)のが・・・(旧暦の)明治5年12月2日の翌日(3日)を1873年(明治6年)1月1日とした。中国では旧正月を「春節」といって大いに賑い、椀飯振舞するらしい。「咽喉から手が出る程」の「爆買お客」でもそこは「武士は食わねど高楊枝」で我慢してもらいたいね。そりゃ、来年の正月は日本人にも中身を見せる羽目になるでしょうね。自慢ですが親仁は生れてかつて初詣にも行ったことがないし(そろそろ行ってみるか)、正月三が日にデパートに出向いたこともありませぬから、当然福袋を求めようと思ったこともありませぬが・・・・・・。中国人の爆買に日本文化を侵食されていいのでしょうか・・・ちょい危惧ですかね。※2015年1月の外国人観光客は前年同月比29%増の121万8400人で、国別では韓国が35万8100人、中国が22万6300人、台湾が21万7000人、オーストラリアが4万8600人とのこと。2月18日。
●日本が安全保障・軍事的に独立自立するための負担。永世中立国であるスイスの事情を拝借してみよう。日本の人口1億円人に対して、自衛隊の隊員数は25万人。平和主事国家の象徴と考えていえる永世中立国のスイスは人口780万に対して軍隊は21万人もいる。徴兵制を採用し、20歳~30歳の男子に兵役の義務が課せられる。現役引退後も60歳ぐらいまで予備役として登録される。一家に一丁の自動小銃が配布されていて有事には戦場に赴く(まるで戦国の土佐国長宗我部配下の「一領具足」だな)。200年以上戦争をしていないが、その抑止力には莫大な労力と金が必須ということだ。2006年まで家を建てる際には核シェルター(防空壕)の設置義務があった。かなり大きな数字ですね・・・ちょっと唖然。つづく。2月15日。
●安倍ちゃんの政治手法の巧妙さ、小賢しさが目立つ。岡田民主党もようやくアメリカ・オバマ民主党のごとく「庶民党」としての幟看板が揚がりつつある。自治労や日教組などの支持団体を色濃く意識せざるを得ないからだろうか。自民党が膨張させつつある「格差社会」の是正を対抗政策の主軸とする戦術だろう。それにしても民主党の防衛安全保障政策に対するスタンスが掴めないというか定まっていない・・・党内の意見統一は国会論戦までにまとめられるのだろうか。その足元を見透かしての「安倍ちゃん言動」だ。過激な表現で花火を打ち上げておいて他党の反応を窺う・・・(一強多弱だから他党はないか、強いて挙げれば公明党と創価学会か)・・・否、「アベイズム」と民意・マスコミとのズレを探知しようとしているのだろう。ドンと打ちあげて暫く様子を窺う手法だ・・・最近は目立って巧妙化してきた・・・目潰し騙し討ちに要注意だ。つづく。2月15日。