●30日、政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)のトップ経験者ら3人が政治資金規正法違反容疑で逮捕。日歯連を巡っては、2004年7月日歯連闇献金事件が発覚。橋本龍太郎元首相は「会食で1億円の小切手を貰った記憶は無い」などと発言していたが結局、事件により平成研究会の会長を辞任し、同派から離脱。次期総選挙での小選挙区岡山4区からの出馬を辞退する意向を示した。最終的に比例区からの出馬を模索したものの党はこれを認めず、遂に政界引退となった(Wikipedia改編)・・・それほどの事件であったにもかかわらず、その体たらくは当然至極のように繰り返されていたということだ。歯科医の報酬の7~9割は社会保険や国民健康保険が充てられている。税金(国)ばかりではないが(事業主と国民)公金にかわりはない。日露戦争時であったか(記憶違いだったらすみません)、満州軍総参謀長(のち参謀総長)であった児玉源太郎(1852~1906・徳山藩士・陸軍大将)は虫歯の痛みに悩まされたという。相手のロシアには歯医者が従軍し、将校の歯痛を治療していたのを知り羨んだというじゃないですか。歯医者は必要不可欠ですがそれまでして診療報酬の減額等がいやですかね。自由診療に腕を振ってはどうですか。確かに今の子供の虫歯は以前の4分の1とも。高齢者の自己負担が増せば患者数も減るのは免れません。が、今回のような始末じゃ、歯科医師ひとりひとりの信頼失墜も少なからずですね。挙っての沈黙はいけません。関連の国会議員は西村まさみ氏と石井みどり氏のふたり。元総理の政界引退を余儀なくさせた11年前の闇献金問題と全く同じ事件(構図)ですぞ。頸を洗って待ってたほうがよさそうですね。9月30日。
●きょうはメデタイ日だ。正月30日にスタートした「翔ぶが如く」(全10巻)を読破した。寄り道も撮み喰いも長期離脱もあったが、丸8カ月を要しただけあって達成感は一入だ。維新三傑の西郷隆盛、大久保利通、そして木戸孝允。大久保の腹心の川路利良。西南の役で西郷を担いだ桐野利秋・・・・・・など英傑・英雄の数数。機会に乗じて彼らの生き様を紹介しましょう。これで文春文庫の司馬遼太郎長編を完全読破。「竜馬がゆく」・「坂の上の雲」・「菜の花の沖」・「世に棲む日日」・「功名が辻」を親仁の30代で読破していたら処世も随分と変化していただろうに・・・居酒屋渡世も半減は請合いだったろうに・・・まさに後悔先に立たずだ。今は「長英逃亡(上下)」(吉村昭・新潮文庫)にかかっている。現在の撮みものが「かくて老兵は消えてゆく」(佐藤愛子・文春文庫)、「剣豪と名刀」(宝島社)、「100万分の1回のねこ」(江國香織他・講談社)、「竜馬奔る 土佐の勇」(山本一力・角川春樹事務所)、「新しい道徳」(北野武・幻冬舎)(これはおススメだね)など。来年の大河ドラマは真田幸村。昨年夏に「真田太平記」(全12巻・池波正太郎・新潮文庫)を読み立ったのだが、なぜか1巻39ページで頓挫している。池波作品は司馬遼太郎に比したら半分の時間で済むから来年早早の読破が目標だな。大河に追いつかれたらオモシロくない。閑話休題、今回発覚のフォルクスワーゲンと傘下のアウディの一部ディーゼルエンジン搭載車の排ガス規制試験クリアのための違法ソフトウエア使用問題。自動車メーカーは他社の新車が出たとなると完全分解して新たなメカニズムなりを研究しないのかな。摩訶不思議で自動車メーカー全体への飛火に憂慮頻り。今回の摘発がアメリカのNPOによるというから調査は簡単なのだろう。ヨーロッパではディーゼル車のシェアがガソリン車を凌ぐのが専ら。以前から、それなら無理にガソリン車でなくとも・・・と考えていたが。ベンツやBMWなど他の不正は無いのだろうか。かの質実剛健なドイツが中国のような商売をしちゃいけないね。嘘を言って大気を汚染するのは大罪だ。因みにディーゼルエンジンを発明したのはドイツ人技術者、ルドルフ・ディーゼル。1892年のことだ。言わずもがな、ガソリン車の燃料はガソリンであるが、軽油のディーゼル車は値段が安い。ガソリンは軽油よりも引火し易いが、熱を加えると軽油のほうが着火し易い性質がある。当然ながらエンジン構造には相違があり、ディーゼル車の方が車体そのものは一般的に高価。9月27日。