●やっぱしの、横浜に次ぐ釧路での杭打ちデータ偽装問題。公表するのは会社以外に北海道や横浜の行政。道では建築局長が会見に登場しニヤリとした発表。ちょいと待てよ、建築許可を出すのは行政じゃないか。われわれの庶民の鰻の寝床でも建築確認書を市役所に提出して実際に認可されるまで待つこと1カ月ですぞ。当然ながら杭打ちのデータやら平面図やら何やらと数十ページに及ぶファイルである。それを審査するのが行政・・・今更業者に全責任を押しつけていいのかい。ニヤリと笑って会見できる立場か。この問題は行政を含む大事件である。行政と事業者とのなれ合いが今回の偽装に大きく起因してないか・・・それもず~と昔から。データや図面の偽装を見抜けない行政。建築土木関連の行政側は時代に即した知識や検査手法をお持ちなのでしょうか。呵呵!!! 10月29日。
●橋下市長ももうそろそろ認識し直したほうがいいんじゃないか。大阪から永田町の遠隔操作を止め、人臣を籠絡して堂々と国会に乗りこみ、天下を取ったらどうですか。その方が党是の地方分権や大阪都構想も早道でしょう。大坂から日本を変えるなんて無理難題・・・日本全体を変革するより困難ですよ。がしかし、安倍自民党よりもタカ傾向が強いかも知れない貴殿が上洛しようものなら、安倍自民に吸い込まれるやも。それにしても残る道はひとつしかないでしょう・・・それが天道ですから。大きくガッカリもチッチャな期待。10月27日。
●なにやってんだあ~、維新の党の分裂騒動。橋下徹大阪市長も松野頼久代表もいい加減にせんかい。彼の山田風太郎(1922~2001)先生が書かれた1980年の「オール読物」1月号(「秀吉はいつ知ったか」・ちくま書房・pp77~78)の随筆で題名が「救国三策建白書」を読まれたし。以下にどうぞ。「そもそも日本の現状を見るに、国民二階層に相分る。一は国家を以て食物とする階層と、一は国家の為に食物にされある御座候。別言すれば税によって肥る人間と、税をしぼらるる人間とに御座候。前者を特権階級という。現代の特権階級は、合法非合法を問わず、税金を過少に済ませ得るか、無にして許さるるか、さらにはかえってこれを私腹のものとし得る階級なるべし。かかる特権階級の実在する以上、人民すべてがこの特権階級に入らんとして努力するのは当然にして、政治家が政権の座に連ならんとして鬼神の如く相争い、実業家が政治献金の名のもとに公然賄賂を贈り、選挙民が大悪と知りつつ国費掠奪の手腕に長けたる候補者を選び、医大受験の父兄が巨費を投じて子弟を裏口入学させんとあがくも、ひとしく右特権を得んとする趣旨に発する当然事に御座候。」。揉め事のもとは政党助成金。当然ながらその源泉はすべてが税金。日本有史来の最強大泥棒の石川五右衛門(~1594)が残した名言(金言)を御存じか。「浜の眞砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」。言い得て妙かも知れぬが、そうは言ってもそれらを減ずる方策は少なくないだろう。金庫然りだ。税金貪り軍団だってその人数と額を減らす法の策はあろうに。今日、どの局かの誰か(コメンテーター)が言ってましたが「働く気分が削がれますね」。これがイギリスの衰退を招いた「英国病」とかいう悪患らしいですぞ。つづく。10月27日。
●今日は目出度かったですね。そう、日南学園の来春の甲子園出場が濃厚となったからですね。10時からラジオ実況があったので診療の合間に聞き入りましたね。結果、鹿児島第3代表の樟南高校に3対0でリードされた6回、同点に追いつき、8回に石嶋選手のホームランで3対4の逆転勝ち。24日の土曜日は診療終了直前に家を出て南宮崎駅から鹿児島へ。翌25日の宮崎県第2代表の富島高校を応援するためですね。残念ながら1対11の5回コールドで鹿児島県優勝の鹿児島実業に完敗でした。鹿実の4番打者、綿屋選手は凄かったですね。確か、右越えホームランを含め4打数4安打の6打点でしたかね。来秋のドラフトも楽しみですが、その前に来春来夏の甲子園を湧かしてくれそうな逸材を感じましたね。ところで、日南学園に惜敗した樟南は24日に小倉に、25日には佐賀商に勝ち、きょうが3連戦目だったので、1日おいた(24日に長崎総合科学大附にコールド勝利)日学は日程的に有利でした。佐賀県優勝の佐賀商は最後までエースがファーストを守っていたので故障だったのでしょう。どうあれ、2勝してベスト4入りした日南学園は余程惨めな負け方をしなければ・・・そうそう不祥事を起さなければ・・・選抜は確実でしょう。ベスト4入りした他の3チームは日学と違って大勝してますからね。4年前(129回大会・平成23年秋・大分県開催)のベスト8で選ばれた宮崎西とは状況が異なるでしょう。メデタシ、メデタシ。10月26日。
●司馬遼太郎の「この国のかたち五」(文春文庫)の五巻・鉄(五)によれば、「たとえば二トンの鉄塊を得るのに十二トンの砂鉄が要った。それにおなじく十二トンの木炭。つまりひと山を裸にするほどに木炭を食った。」(P129)とある。送られて来た松茸は山口の徳佐どれ。山口の松と云えば滑松。「なめらまつ」と読む。このアカマツの名木の産地は徳佐に近い山口市の徳地(旧佐波郡徳地町)。適当に日当たりと風通しの良いアカマツの林に松茸の菌は棲み付く。正確にはアカマツの根に着く「シロ」といわれる菌塊である。製鉄の為に禿げた山の赤松林に松茸。これを理にかなっているというのか。つづく。10月25日。