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今週の親仁ギャグ・2015年11月29日(日)~12月5日(土)

●そうしている今も吉田類が放浪酒を煽ってますよ。5×4×2センチ角の六片の豆腐の上に載せられた6種の珍味(氷頭鱠・蛸わさ・チャンジャ・ワサビ漬けなど)で「これだけで酒一升はいけますよ」なんて放言してます。一年なんて光陰矢のごとしの如くあっと言う間の時間だと実感しますが、昨秋でしたかダイヤモンドミックで吉田類氏が俵万智さんらと鼎談したのが・・・。そこで「一晩で二升はいきますよ」と語っていたので本当なのでしょう。ちなみに信長は下戸だったそうですが。「敦盛」(世阿弥作)の「下天」は仏教用語で8千年らしいので五十年なんてのは夢か幻かというところなのでしょう。武士は出陣前には湯漬を掻き込むか、干し烏賊で酒を煽り、梅干しを口にして、意(死)を決して駆け出たのでしょうが、下戸の信長は「敦盛」で命を掻き奮わせたのですね。信長流のアドレナリンを放出法です。放浪記の居酒屋は「野方・縄のれん」でしたが、暖簾を潜って出てきた類さんは珍しく泥酔寸前でした。放浪記の居酒屋選考には類さんは関与してないそうなんんで、余計、類さん好みの店が推察できますね。あッイカン、呑みたくなってきた・・・。11月30日。

●「翔ぶが如く」を終えて「長英逃亡」・「羆嵐」を踏破し「国盗り物語」に喰いついたのが「親仁ギャグ」から遠退いた原因です。その間も「食い意地クン」に「赤めだか」(立川談春著・扶桑社・2015)、「杉原千畝」(白石仁章著・新潮社・2015)、「秀吉はいつ知ったか」(山田風太郎著・ちくま文庫・2015)何ぞを食い散し、今は「覇王の家」に取りかかってます。少しは今風な下世話な話も勉強しなくちゃ世間の波に置き去りにされそうです。あれだけ足繁く通ったニシタチも今や行って週3回と激減していますが、これも年齢相応と言えばそれまでのことで(負け惜しみではありませぬが)決して昔を後悔してはいませぬどころか武勇伝になってます。人間五十年、二万日を生き過ぎれば居酒屋で管を巻き毒を吐いて若いおねえさんの鼻つまみに合うのもダサイの極みですからね。質朴実直がモットーの親仁としては少しは若者の人生の糧となるような蘊蓄も垂れてみたくもあります。そう、生きた粋な物語も語ってみたいのです。「国盗り物語」に何度も出てきた信長出陣(陣触れ)の時の信長が好んで謡い舞った「敦盛」のフレーズの如くカッコよく人生を折り返したいですね。「人間五十年、下天(化転)の内をくらぶれば 夢まぼろしのごとくなり・・・・・・」といってみましょう。11月30日。

●「孤独のグルメ」を見ながら餃子のひとり鍋。シュワシュワはビールでなくてコーラ。コーラなんて何年ぶりに自ら買って飲むのだろうか。今日の餃子は延岡のもっちり「黄楊(つげ)」。勿論餃子は最後の最後の根多(ネタ)ですぞ。最初は湯豆腐で出発したのですが、白菜に春菊にじゃこ天・・・以上ですが、最後が黄楊です。この「黄楊」は延岡出身のスタッフのお土産で袋入りの冷凍餃子です。ところで最近では(じっさいはずいぶん前からですが)高鍋の「馬渡」もスーパーで売られてます。それにスーパー松野の道路向えの餃子屋さん「八味屋」も冷凍物も売ってます。スーパーには大手を含めいろんな餃子がありますが食品添加物のオンパレードで・・・それに味もイマイチで・・・それじゃしょうがないやということで天満橋の「丸岡」まで車を走らせ求める。多めに買って残りは冷凍庫へ。夜に無性に喰いたくなたったらニシタチの「黒兵衛」の暖簾を潜るしかない。ところで最近、スーパー松野では江平の「大盛うどん」を扱っているし、赤江のフ―デリーでは日向の「天領うどん」を置いているそうです(「天領うどん」は愚妻の報告ですが・・)。確かに歳を取ったり、県外に就職したりしたら、「地元のあの味が・・・」なんて思ってもそうは簡単にありつけないですよね。それで餃子は冷凍物を、饂飩はその日のうちに召上りということでスーパーで扱う。便利になったものですよ。有り難いことです。おおお、番組の最後で久住昌之氏が御来店したぞ。何だ、親仁とまったく同じハット(トラヤ帽子限定なので分ります)を被っているじゃないですか。今日は久住氏の「食い意地クン」(新潮文庫)を読み終えました。昼は「大淀亭」の「ロース味噌カツ」でしたが、付物のカットレモンは肉(コロモ)にかけずにキャベツに絞り落としました。久住氏の教え通りに・・・抗(あがら)うつもりはありませんが、どちらにもかけて楽しんだ方がベターです。それにしてもコークと鍋は合いません。キャラメルの甘味は旨味を抹殺しています。我が家の冷蔵庫は遂にビールが皆無になっています。こうして家呑みは収縮していくのでしょう。外呑みも既に委縮してますが・・・。11月29日。

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