●今上天皇のお言葉以来、にわかに皇位継承の問題がクローズアップされているかと思いきや・・・・・・ある放送局(テレビ朝日)の解説では「差し迫った状況にない」とコメント。生前退位と一代限りの女性天皇の容認は7~8割以上と高い。しかし、女系天皇を是非については突っ込みが浅い・・・・・・というよりは誰もが逃げ口上のように「時期早々」と言ったり、だんまり口を噤む。秋篠宮家の内親王である眞子さま、佳子さまも結婚適齢期に近い。皇位継承を男系男子に限り、その基盤を安定化する方策として考えられるのが、旧皇族からY遺伝子を探求することであるかもしれない。そこで皇室と旧皇族について調べると、
皇室は天皇と皇族の総称であって、
皇族は「皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃、女王(皇室典範第5条)」に限られ、その身分の取得・離脱に関しては、
1.嫡出の皇子と嫡男系嫡出の皇孫は、男を親王、女を内親王とし、三世以下の嫡男系嫡出の子孫は、男を王、女を女王とする(皇室典範第6条)。
2.皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という(皇室典範第8条)。
3.皇族以外の女子が、皇后となる場合か皇族男子と婚姻する場合には、皇族の身分を取得する(皇室典範第15条)。
4 皇族は、やむを得ない特別の事由があるときその他皇室典範に定める場合に皇族の身分を離れる(皇室典範第11条~14条とある。(Wikipedia参考)。
一方、旧皇族(きゅうこうぞく)とは、1947年(昭和22年)に皇籍離脱した11宮家51名の元皇族とその子孫を指す俗称である。旧宮家ともいう。伏見家、久邇家、北白川家、朝香家、竹田家、東久邇家と少数である。
つづく。9月3日。
●繰り返しますが上杉家には実質3回の御家相続の危機がありました。初回が謙信死後であり、2代目には姉の子にあたる甥の景勝がなりました。2回目が4代目の後で、吉良義央に嫁いだ参姫(3代目定勝の娘)の子・綱憲が養子となりました。3度目が鷹山(10代目治憲)の時でした。これらは3回ともX遺伝子を探しての世襲でした。武家に限らず名家や高貴な家柄は知恵を絞って優秀な遺伝子を襲っているんですね。いちばんわかり易いのが山口の岸家と佐藤家の関係です。言わずもがな、岸信介と佐藤栄作は兄弟であります。親は岸(佐藤)秀助で、佐藤信彦の娘・茂世に婿養子として入り、ふたりを生みました。兄の佐藤信介は岸家の養子になり、秀助の弟・信政の娘・良子と結婚しました。弟の佐藤栄作は母親の兄の佐藤松介の娘・寛子と結婚しました。2組ともいとこ同士婚であります。安倍首相の弟(安倍慎太郎・洋子夫妻の3男)である信夫現衆議院議員も生後間もなくに岸家に養子縁組しました。これは高貴な家柄の世界ではよくあることなのか、それとも佐藤・岸家に限ってのことか・・・・・・広く解説されていないようです。男系が絶えそうになるか、あるいは絶えるとX遺伝子を追って、そこに名家のY遺伝子を入れる・・・・・・はたまた政治的な思惑も絡んでの縁組なんてことは、麻生家(吉田茂)、鳩山家(ブリヂストン)、安倍家・・・・・・など一般的のようですが。庶民にはわかりにくい譚です。つづく。8月31日。
●・・・とはまだまだ愚人のはたまたの浅知恵です。翻って現実を直視すると・・・・・・不謹慎ながら私事ですが、子供は一人っ子の一人娘であります。雅子皇太子姫と同じであります。今上天皇には3子あり、うち親王はふたりで、その男子(孫)は悠仁親王ひとりだけであります。男系男子を儲けること自体が大きな負担になりえます。実際の雅子皇太子姫もわれわれ庶民の想像を絶するプレッシャーであったことでしょう。男系男子を維持するには、現実には直系男子が3人は必要(不謹慎)かもしれません。もし、親王が、あるいは姫が不妊症の場合にはその治療をしなくてはならないかもしれないということですか??? 現実に直系男子が生まれなければ、旧皇族・宮家から探さなくてはならないことになります。そうすれば、その姫は相当な良家であることが要求されるのではないでしょうか。奥の深い大問題ですが、避けられないことであります。つづく。8月28日。
●日本国憲法第二条に「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。」とあります。その皇室典範の第一章・皇位継承では「皇室典範 第一条:皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する。」でありますから、「Y遺伝子の世襲」が明確に規定されています。明治天皇までのように側室が許され多くの親王がいるのなら皇位継承の問題は今日ほど大きくならないのでしょうが、皇族男子の誕生が41年ぶり、それもひとりであることは重大でしょう。野球のマネージャーやつけ場の女性料理人とは事の重大性が異なります。憲法改正(GHQの発案であったにせよ、それ以前の皇位継承も今の125代まで「男系男子」が歴然と踏襲されてきたのです※)が必要であるということです。先の上杉家では2回、他家に嫁いだ姫のX遺伝子を探して御家存続を保ったのですが・・・・・・皇位継承では憲法改正すれば万事解決するかどうか・・・・・・「男女差別」のレベルで議論してよいものか。今上天皇はじめ皇族の気持を忖度すれば・・・・・・答えが出そうですが。国会はじめ国民レベルでの活発な議論が待たれます。※旧皇室典範でも、第一條:「大日本國皇位ハ宗ノ皇統ニシテ男系ノ男子之ヲ繼承ス」と新旧同じ文言でありますから、GHQの押し付けはこの場合、当てはまりません。つづく。8月28日。
●8月2日の甲子園、大分高校の野球部マネージャーがグランド内で練習の補助をしたことに関して、大会運営側は、「参加者は男子に規定している」・「体力差のある女子がケガを負う可能性のある状況を作りたくない」とコメント。以前にも太田房江・元大阪府知事が大相撲の土俵に上がったとして物議を醸した。「女人禁制」か「男女差別」かの論争となるところです。元来相撲は神事であるから女人禁制かもしれないが・・・・・・相撲取りでない政治家の女性が表彰のために土俵に上がるぐらいは許したらどうでしょうか・・・・・・。最近では他のスポーツ同様に女性相撲も盛んなようでうが・・・・・・。甲子園でなければ女性マネージャーはグランド内で練習の補助・・・たとえばノックの球を監督に渡す程度のお手伝いはしている筈ですが、甲子園ではダメ・・・・・・賛否両論あるでしょうが。男女差別や女人禁制ではなく「区別」かもしれません。しかし、甲子園でも高校野球でなければボールガールやチアリーディングはやっているのですから・・・・・・やはり「区別」でしょうか。ほかにも料理人だってつい最近までつけ場に立つことは許されてなかったようでうが、今はOKですよね・・・個人的には華やかで好きです。それはそうとして・・・・・・問題は皇位継承の「男系男子=Y遺伝子」であります。つづく。8月28日。