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今週の親仁ギャグ・2017年6月4日(日)~6月10日(土)

蛍の習性にびっくりこっくりでした。20時間におよぶ交尾に、幼虫の発光・・・・・・などなどです。自ずと発光のメカニズムに興味が翔んでしましますが・・・Wikipediaを拝借すると「発光するホタルの成虫は、腹部の後方の一定の体節に発光器を持つ。幼虫は、腹部末端付近の体節に発光器を持つものが多いが、より多くの体節に持っている場合もある。ホタルの発光物質はルシフェリンと呼ばれ、ルシフェラーゼという酵素とATPがはたらくことで発光する。発光は表皮近くの発光層でおこなわれ、発光層の下には光を反射する反射層もある。ホタルに限らず、生物の発光は電気による光源と比較すると効率が非常に高く、熱をほとんど出さない。このため『冷光』とよばれる。」・・・ということです。因みにホタルイカにも興味が泳ぎますが、「セレンテラジンジサルファイト化合物(coelenterazine disulfate、二硫化セレンテラジン化合物、ルシフェリンの一種)によると考えられており、アデノシン三リン酸(ATP)とマグネシウム(Mg)が大きく関与している。また、発光反応の最適温度は、5℃でホタルイカの生息適温と対応している、などが判明している。」(Wikipedia)・・・・・・とありますから、なんだか両者は似ているようでもあります。そして蛍の寿命ですが、2週間ほど生きれると言われますが、飲まず食わずの厳しい自然界では5~6日が精一杯のようです。その短い期間に蛍の成虫は交尾をして産卵しなければならないのです。つづく。6月10日。

●「」が綾町などで乱舞しているとの新聞記事・・・を数日前にみましたが、見に出向こうとなると億劫で腰が重いのです。近くの山内川で見ることもできるのですが(毎年ではありませんが2匹ほど舞う年があります)、足はニシタチに自然向いてしまう情けなさであります。そこで・・・特性生活環(生活史)をまとめてみます。蛍は夜行性で光を嫌い、人の近づく気配もかぎつける。交尾は頭部をそれぞれ反対側に向けて尾部を密着させる。交尾中は光を発することはせず動かない。交尾は数時間、長いものでは二十時間以上もつづけられる。雌雄の見分け方は雄のほうが大きい。腹に黄色い節があり、二節あるのが雄で、一節は雌。この節から発光するため雄のほうが光が強い。交尾を終えた雌は藻に三百から五百個の卵を産みつける。卵の大きさは木綿針の穴ほど。卵は一カ月で孵化する。(人口飼育する場合)孵化した幼虫を成虫にまで持ってゆくのが容易でない。幼虫の餌は川ニナである。川ニナは蛍が棲息している川から採取する。川ニナは小貝を産み、孵化した蛍の幼虫は、それらの小貝を食べて成長する。(人工飼育の場合)川ニナの餌は野菜屑、水藻などである。蛍の幼虫は水中生活をする。その幼虫は一二月末には体調が二センチ近くに成長する。四月頃、夜間に川(水中)から這い上がり、土の中にもぐる。この時、幼虫は光を放ちながら土の上を這って身をひそめる場所を探すそうだ。そこで蛹になり、五月下旬に成虫として這い出し、飛ぶ。蛍の卵は、一年たってようやく成虫になる。飼育も一年中ということ。・・・・・・これらの記載は吉村昭著「海馬(トド)動物小説集」(新潮文庫・平成28年八刷改版)のなかの「蛍の舞い」(pp93~136)にありました。小説なので科学的に証明された事柄ではないかもしれませんが、吉村先生なので信じる者は救われる筈です。今晩は蛍狩りしてみますか……呵呵!!! こどもの頃、田舎の小丸川上流では文字通りの数えきれない蛍が川端を乱舞していました。つづく。6月9日。

●「加計学園」問題・・・・・・なぜに獣医師会はもっと大声を上げないのだろうか。私立獣医大学では稼業が動物病院であったり、とくに親がOG・OBの場合にはその「枠」があると言う程ですから、新設の獣医学部でしかも定員が半端な数でないとなれば、その反発は相当なものの筈であります。それが何故かおとなしい。現獣医師会会長のあいさつ文を読んでも当り障りのない文章である(獣医師会雑誌)。安倍ちゃんの国会答弁とも食い違いがあるようだ。言っときますが、私は獣医学部新設に反対でありますが、個々の獣医師が切磋琢磨できる競争の環境は必要と考えています。繰り返しますが、私の意見は獣医師国家資格を小動物と大動物、公衆衛生に分けるということです。その中で「ライフサイエンス」に特化した獣医学部も強化すればさらに良いことでしょう。新獣医学部を創設してつぎ込まれる億単位の私学助成金があるのなら、既存の大学の定員を増やし、かつ教育充実(教官数・設備)に充てるのが正論でしょうが。つづく。6月8日。

●「加計学園」問題・・・・・・かなりの全容が露呈してきたようです。「石破4条件」はハードルの高い、それこそ岩盤だったんですが・・・・・・国会論戦に「ライフサイエンス」と「国富論」の「アダム・スミス」(1723~1790)が登場し攪乱させたんであります。「石破4条件」は獣医師会との絆が強い初代地方再生担当相の石破茂氏が担当相のときのもの。それが現在の二代目の山本大臣に変わるや否やに捻じ曲げられ、例の「ライフサイエンス」と「アダム・スミス」が出現したのであります。前の獣医師会長は鳥取県出身でもあり、石破氏との関係も深いとされている人物ですから、ダイヤモンドドリルでも抉じ開けようのない盤石な「石破4条件」の筈でした・・・・・・が・・・いとも簡単に開けられたんであります。石破氏の面子丸潰れというところでしょうか・・・・・・政争の具になっても当然なのに「安倍一強」に反旗を翻す強者がいないのは、さらに情けないことです。つづく。6月7日。

●「加計」のきょうの毎日新聞の一面は「『加計』新学部で獣医過剰!?」。同じ2面も(続きものだが)「加計新学部 衝撃の規模 」・「定員 全獣医系の2割 教員も1割」・「高齢犬数 今がピーク」と”見出し”ての考察を展開しています。敢えて教官に関する”ギャグ”は避けてきましたが、毎日の記者は巧妙な鉛筆さばきで闇を掴んでいるようです。今、意外にも獣医大学の教官になりたがる獣医師は少ないんであります。基礎系であれば他の研究所に就職したほうが純粋な研究に打ち込めます。臨床系の教官よりは開業したほうが時間的にも精神的にも余裕があり給与もそれなりに悪くないし、自分の病院を開業すれば収入は大学教授の比でない・・・・・・ということでしょう。臨床教官は診療と講義が主体ならばまだ我慢できるでしょうが、卒論指導もあれば、会議もあれば、学内の多岐にわたる野暮な雑用(これが一つや二つでないから耐え難い)も任される・・・・・・といった具合です。今治市の新獣医学部の教官を既存の獣医大学から引き抜いているという噂はありましたから、どのような人材の面子なのか、外野ながら多少の興味をもっていました。その実際は退官した教官と新卒の大学院生であるとの記事内容に合点が行きました。しかも私立大学では十分な研究費や設備を調達できていないのが現実ですから、まともな研究が行われるとは到底信じられません。国立大学でも潤沢な研究費は東大や優秀な教官など一部の研究者に限られています。所詮、今の獣医大学は獣医師の養成機関であります「ライフサイエンス」とは名ばかりの宣伝文句に過ぎません世界に羽ばたく「ライフサイエンス」の獣医師を効率よく養成するなら、別な方策を考えないと無理なはなしなんですつづく。6月5日。

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