●なんと面白くなってきたじゃありませんか。安倍ちゃんがきょうの神戸での講演で、「規制改革推進の立場から、速やかに全国展開を目指す。地域に関係なく2校でも3校でも意欲あるところは新設を認める」と述べた・・・・・・と云う。また、「1校に限定して特区を認めた中途半端な妥協が、結果として国民的な疑念を招く一因となった」とも指摘した。ここまでくるとこれはもうブラフゾーンだな。獣医師会もつい最近、ようやく重い腰を上げて世界水準到達に逆行する・・・・・・と表明。滅茶苦茶な論法ですな。いよいよ天下分け目の都議選ってとこでしょうか。つづく。6月24日。
●文科省キャリアの権限は絶大なんですね。私が大学に勤めていた頃、(今もあるでしょうが)全国家畜病院長会議というものが存在し、春と秋の日本獣医学学会に合わせて開催されていました。各大学から2名が出席するので下っ端の私が参加したことはありません。が、その都度出席者からは話を聞いていました。会議には文科省側から課長もしくはそのクラスが出席するそうで、病院の要望をなかなか聞き入れてくれないんですね。30年も前のことなので記憶が曖昧かもしれませんが、そう大きくは狂ってないと自負します。研修医制度導入をいくら請願してもダメ。前年度収入の6割か6割5分ほどしか予算を出さない。そこから薬代や消耗品代をやりくりする。残りの3割があれば研修医も雇用できるし、設備の充実も可能なのにですよ。当時の文部省役人の言い分は病院の建設費を回収しなければ・・・・・・なんのかんのと宣ふ(う)のであります。まともな臨床や臨床研究ができよう筈もありません。といっても旧帝大にはどっと予算がつくんですね(僻みもありますが)。研修医が制度化されたのはつい最近です。それまでは研究生の籍で授業料を払って研修医をしていたんであります。それだけ文部省の役人は権限絶大でした・・・・・・という昔話です。つづく。6月21日。
●今月11日の大学野球選手権決勝戦で、日向市で春季キャンプを張っている立教大学が勝利し、日本一に。立教の優勝は実に59年ぶり、ミスターこと長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督以来、4回目の快挙。ミスターも神宮球場で観覧し、後輩たちの活躍を満面の笑みで見守った。宮崎観光情報によると、平成29年に宮崎県内で春季キャンプを行った大学硬式野球部は約30チームあり、東京六大学では立教のみ。今回の大学選手権に出場した27校中でも立教と桐蔭横浜の2校だけ。立教のリーグ優勝を見届けようと神宮球場に出向いたのは5月22日・・・・・・惜しくも明治とのその試合は負けたが、六大学リーグでは18年・35季ぶりの優勝。立教の大学日本一は、キャンプ地の県民として誇らしいことだ。8月26日にはアイビースタジアムにおいて、九州で初開催の第6回東京六大学野球オールスターゲームが行われる。今回大活躍した立教大学のメンバーも多く出場するのは間違いなかろうから、球場を満員にして彼らを祝福しようではないか。6月21日。
●きのうの安倍首相会見・・・・・・自らをヒステリー政治家と認めた貴重な発言でした。右翼的思想の多くは愛国者を語りながら、実は利己的独裁主義者であることを過去の歴史が証明しています。安倍首相の場合も当然ながら裏で指示を出しながら、まずいことになると部下に責任転嫁するし、その手法が陰湿極まりないということです。独裁者の典型を垣間見せてもらった貴重な会見でした。取り巻きも取り巻きであります・・・・・・上に媚び下に威張る日本人に多い類型のようです。苦言を呈する好漢は自民党議員には皆無のようです。身を張って国民の意志を直言するような英気豪俊な政治家は残念ながら微塵もないのです。翻せばもうすでに安倍首相は「裸の王様」になっているかもしれませんが・・・・・・。つづく。6月20日。
