●「秋の高校野球と秋刀魚」
新型コロナのパンデミックがなかったなら、本来の今頃は仕事を抜け出して野球場通いなのですが・・・・・・。昨日は秋の九州大会の県予選・決勝が行われました。宮崎商業が延岡学園に14対9で勝ちました。初回に6点を先制されたようですが、その裏すぐに7点を取り返して逆転したようです。「試合は感染防止のため無観客とするが、検温、体調チェックを兼ねた名簿を提出すれば、部員、保護者、学校職員は入場できる。試合に出場できるのは登録選手20人だが、1試合目(1、2回戦)に限り、背番号のない3年生もベンチ入りして応援に参加できる。」との配慮でした。私の記憶では、当初OBも観戦できるとのアナウンスだったと思いますが、流石に高野連もOBの名簿までは持ち合わせていなかったようであります。
金之助「主人先生も新型コロナで時間を持て余しているようで?」
主人先生「そうなんじゃ、世のおじさん連中はニシタチにもひょろひょろとは行き難いしの。趣味の少ない吾輩なんぞは、困ったもんじゃ。それでも一時は全くなかったスポーツ中継がちらほら始まったからの、楽しみと言えばスコッチと野球観戦くらいじゃな。そうじゃそうじゃった、春から半年ほど契約解除しておったWOWOWにまた入ったぞな。エキサイトマッチで無観客のボクシング中継が再開されたのじゃ。11月1日は井上尚弥の防衛戦もあるし、ワシル・ロマチェンコ戦(10月18日)も、そして11月29日にはあのマイク・タイソンとロイ・ジョーンズ戦の生中継も予定されているからな」
金之助「そうでにゃんか、それはそれはお楽しみの事で。最近の主人先生は午前中、それまではワイドショーを視ていたものが、最近は野球を視ることが多いようじゃにゃん?」
主人先生「そうなんじゃよ、NBAはもうすぐワールドシリーズじゃしな、今はワイルドシリーズに地区シリーズが終わり、リーグ優勝決定シリーズ中じゃがな。14日の今日からは秋の高校野球の北海道地区大会の準決勝を放送していたぞ。何がいいと言ってもやはり高校野球が最高じゃな」
金之助「主人先生よ、どうしてそこまで高校野球に拘るにゃん?」
主人先生「中学の時は帰宅部で家の手伝いばかりじゃたしの、高校は勉強々々で野球に打ち込めるなんて環境じゃなかったからな。あの硬式ボールがバットの真心に当たった感触は何とも言えんぞな。特に木製バッタでな絶妙のタイミングで真心に当たろうものなら、軽やかにバットが降りぬけるしな、打球もスコーンと飛んでいってくれるからな。そして全力で一塁を目指す。何とも花形満か左門豊作なんかになったみたいで、それこそ恍惚もんじゃな」
金之助「そうですにゃんか。久しぶりに主人先生の高校野球談議を聞かされたようで安心しました。これからもワールドシリーズに日本シリーズに東京六大学野球に、そして高校野球も秋の地方大会と、チャンネル予約に大変ですにゃん?」
主人先生「われわれ人間はな、いろいろと暇つぶしや気分転換ができるじゃがな、金之助たち猫はなにか気晴らしはあるもんか? 何とも可哀そうじゃの。そうじゃそうじゃ遊びやスキンシップは他の家人に任せるとしてだな、吾輩のできることと言えばな、ほぼ毎日通勤してくる親友の大輔(ダイスケ)兄ちゃんのケージで一緒してもらうか、そうじゃ、近くのハ〇ネ〇に行って新鮮魚の三種盛を調達してあげるな。生秋刀魚の刺身用があれば一番じゃがな。それが金之助のストレス解消に貢献できる吾輩の唯一の奉仕じゃ、同居人としての責任じゃな」
10月14日。