●「政治家の一分」(承継2)
▼政治家の人柄を一言で表現すれば、言い得て妙、「面の皮が厚い」ですな。「厚顔無恥」は言い過ぎですが、庶民の気持ちを解せない(解しようと努力しない。もっと言えばその能力すら欠いている)のは「無知」の域でしょう。「名こそ惜しけれ」とか「世間体を気にする」とか「後ろめたい」なんてのは屁の河童ですな。元総理の親類縁者にとって、「私の爺さんはその昔、総理大臣だったんだよ」と胸を張れるのが普通でしょうが、果たして周りがそれに尊崇の念を抱くでしょうか。今もご存命の数人の総理経験者を何人の国民が、彼らをかつてのトップリーダーとして誇りをもち、彼らを崇めるでしょうか。きのうの発言を今日に180度ひっくり返しても屁の河童、失政でも謝罪は一切なし、責任は上っ面の言葉だけ・・・・・・非を認める素直さ(悪しきは早急に認め新たな施策を打ち出す)を全くもってないのであります。
金之助「主人先生は相当のお怒りのようですにゃん。最近の首相演説にまったく耳を傾けないのはそういうことでしたにゃん。夕方6時に始まるコロナ関連の首相会見ではチャンネルを回しに回して、落ち着いたのが『トムとジェリー』にゃん」
主人先生「金之助も馬鹿にできんの。吾輩のことをそこまで観察しているとは。司馬遼太郎先生の曰く、『名こそ惜しめ』なんじゃよ。『死して(辞めて)名を残す』も同義じゃな。そして何事もスピード感じゃな、世に云う『潔さ』ってことじゃ。少なくとも昭和までの総理にはその武士魂が残っていたよな。その気概が愛国心なのじゃ。疾うに国民の愛想が尽きているのに総理の座に執着する。それが国の国民の不幸悲劇を生んでいることに気づかないのじゃ」
金之助「主人先生よ、暴言までもなくそんなに言いたい放題じゃ、SNSでバッシングされるんじゃないかにゃん。趣旨はよく分かるし、巣ごもり(自粛)ストレスも理解できるにゃんが」
主人先生「そうかすまんすまん、猫の金之助に長々と愚痴をこぼすようじゃ、巣ごもり親仁のペットハラスメントじゃの。そろそろニシタチ通勤も解禁じゃろうから、そこでぼやくことにすっか、呵呵!!!」
(完)5月31日。