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今週のつぶやき親仁・2020年7月12日(日)~7月18日(土)

「Not Go To トラブル」
東京外しのGo To キャンペーンがいよいよ来週の22日からスタートすることに決定しました。このキャンペーンは、Go To トラベル(travel)とGo To イート(eat)とGo To イベント(event)の三本立てですが、さてさてコロナの感染拡大なく順調に運用されるのでしょうか。

二太郎「地方の首長の中には時期尚早なんて意見も多く聞かれるようですが・・・・・・主人先生はどうお考えですか?」

主人先生「そうだな、本来の旅は楽しいものじゃがな。一人当たり最高で一泊2万円が国からもらえると云ってもな、コロナに罹らないという保証はどこにもないからな。気を許して旅心を満喫できるかとなると、甚だ疑問だろうよ」

二太郎「国内でコロナが騒がれてもうかれこれ5カ月が経過しようとしていますが、これまでのコロナ知見というものはどのくらいなのでしょうか?」

主人先生「そうじゃな、まだまだ分かっていないことも多いのじゃが、分っていることもあるのじゃな。主要な点をまとめるとな、

若い人の死亡はほとんどない。ここでの若いとは40代位までで、70代以上で高血圧や糖尿病、担癌など持病のある人は死亡率が高まる。50~60代も要注意。子供はコロナウイルスの受容体が少ないため軽症で済む。
マスクの着用、手洗いの励行、3密を避けるなど、細心の注意を払えば感染をかなり防御できる。
若い人の感染は無症状のことも少なくない。その場合の他人に感染させる率は5人に1人で低いこれは排泄するウイルス量が少ないためと推察される
日本人(東洋人)にはコロナウイルスに対する交叉反応が働き、感染成立を抑制しているものと考えられている。
自然感染で治癒した場合には血液中に中和抗体が産生される。しかしその中和抗体も回復後わずか3カ月で8割以上の感染者で急速に低下しているとの報告がある。このことは集団免疫の形成が困難なことや再感染の可能性の高いことを示唆している。
いまだもって市中感染率は低い

ざっとこんなことかな。一筋縄ではいかぬ、なかなか手ごわい相手と云うことじゃ。

二太郎「それじゃ、若い人はどんどん旅行に行って、お金を使ったらいいじゃないですか。飲み食いも構わないし、コンサートだってOKなんでしょ」

主人先生「それがそうはいかないのじゃ。若い人にも家族がいるし、病人がいる家庭もあろうし、仕事で職場にも行かんといかんし、電車にも乗るしな。居酒屋だって吾輩みたいな年配者も少なくないからな。新宿のホストクラブのクラスターじゃがの、ゲノム配列を調べると池袋と同じ型(東京型・埼玉型)らしいし、都内の感染者もウイルスの源は新宿と云うからな。新宿をエピセンター(epicenter=発生源)として、今や既に都内全域にコロナが拡大しつつあるという危機なのじゃ。クラスターを追える”線”の状況を超えて”面”の段階に入った可能性が高いということじゃな」始まりは武漢型、次がイタリア・アメリカ型、そして今が東京・埼玉型)

二太郎「そうですか、東京を今、どうにかせんと医療崩壊ばかりでなく経済再生も空転どころか抜け道のない奈落の底に落ちるかもしれない危惧があるんですね。ああコワ(怖)、最悪なことになったら、われわれペットも餌も貰えないどころか、捨てられるかもしれないですね」

主人先生「まあ、そこまではないじゃろうが。ただな、もし宮崎にコロナが蔓延して吾輩も感染して死のうものなら、二太郎とも会えないからな、そりゃ淋しいの。冗談ならいいけどな、何が起こるか分からないということを肝に銘じて行動しなくちゃならんということじゃな。極論は、他人との接触を避けるためにな、どこかの無人島か山の中に遁世して、コロナのほとぼり(熱り)の冷めるのを待つことじゃな。これを名付けて”コロナの田舎落ち”じゃ」

二太郎「そこまでものお考えで。それにしちゃ居酒屋通いが過ぎませんか? 」

主人先生「それじゃろ、完全な言動の不一致じゃな。酒好きの愛(かな)しい性じゃな。じゃがな二太郎君よ、心配せんでくれ、吾輩のGo To トラベルはまだまだ先じゃな。今の旅行じゃ、それこそトラブルに巻き込まれるからな」

7月16日。

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