●ニューイヤー駅伝を視るより、三船敏郎の「七人の侍」(黒澤明監督)を観るほうが勇気が出る、正月元旦。これもコロナ禍の影響か? 2021年1月1日。
※「七人の侍」:1954年公開。1954年の第15回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞受賞。1960年のアメリカ西部劇「荒野の七人」としてリメイク。2018年にBBC発表の「史上最高の外国語映画ベスト100」で1位に選出。
※三船敏郎(1920~1997):世界の三船。外国映画の出演オファー多数も、日本映画にこだわる。黒澤明に最も愛され、尊敬された俳優。黒澤明監督の演技への口出しは無かったとも。逆に世界の三船の意見を取り入れたとも。「七人の侍」はいままで2、3回見たが、年を重ねるに従い新鮮味が増す、不思議な感触。時代設定柄、衣装やセットは古臭いが、役者の表現力は現代の役者も見習うこと多し。泥に塗れているが泥臭くない人情味溢れる作品。これからも何回か観ることでしょう。