●「コロナでころり」
▲1月19日20時時点での東京都の新型コロナ感染者の陽性者数は87914人で、うち66881人が退院、744人が死亡、軽・中等症で入院中が2786人、重症で入院中が155人、宿泊療養者が843人、自宅療養者が8966人です。そして問題の入院・療養等調整中が7939人に上っています。全国の自宅療養者数(13日午前0時時点)は3万208人です。
▲最近、自宅療養者の死亡が報じられるようになったのですが、入院を希望しても受け入れる医療機関がないそうな。保健所に連絡しても空きがないので待つしかないとの対応らしいぞ。国民皆保険を自慢する我が国においては、にわかに信じがたい内容ですぞ。アビガンも投与されず注射1本も打たれずに死んでしまうのですからね。数日で、あるいは一夜で病態が急変し、家族が朝起きたら息をしていなかったレベルですからね。それに至らせる病態がどのような機序によるものか・・・・・・
▲インフルエンザの場合は二次の細菌性肺炎なのですが、新型コロナはいきなり間質性肺炎を惹き起こします。このためステロイド剤の投与が奏効するのですが、何しろ自宅待機の病人にとっては、まさかパルスオキシメーターを持っている筈もなく、ましてや持っていたとしても肝心の治療を施してもらえる状況ではないのですから、本当に気の毒です。
▲そこで毎日何十年も働いてきて毎年何十万円もの国民健康保険や社会保険を納めてきた人がですよ、この新型コロナに感染してですよ、病院に受け付けてもらえずにですよ、注射1本も打ってもらえずにですよ、誰にも看取られずにですよ、死んでいくんですよ。自分に置き換えてみたら無念の一言ですよね。総理、内閣、厚生省、日本医師会などこの1年間、いったい何を考えていたんでしょうね。
▲宮崎県も例外じゃありません。この1年間でどれほどのコロナ病床を増やしたのでしょうか。旧市郡医師会病院のコロナ専用病床への改装の進捗は如何なものでしょうか? 「笛吹けども踊らず」なのか「馬耳東風」なのか「聞き耳持たず」なのか、自己保身なのか。医の倫理とは何ぞや・・・・・・国民は、県民は、結果で判断しますぞよ!!!
▲私の場合ですよ、国民健康保険の最高額(今現在は年額96万円)を四半世紀納め続けていますから、今までざっと2000万円を超える額になりますぞよ。これは国民健康保険だけの額ですからね、大学教官時代の共済年金、厚生年金は別ですぞ。それでですよ、この国の失政でですよ、入院する病院が見つからずにですよ、注射1本も打ってもらえずにですよ、頓死か横死か知らないけどですよ、ころりとこの世とさらばしたもんなら、そりゃ詐欺も甚だしい、訴訟もんですよね。これが国民の声ですよ、ガースーさん、お分かりか?
1月20日。