●引越し騒動のこぼれ話・その2。私の専らの休憩所は2階です。一階には院長室があるのですが、もう既に物置化の様相です。本郷は平屋だったので平面移動で済みましたが、恒久は階段での垂直移動が加わりました。階段の数は16で、1段の高さは21cmです。一日に多い日は30回ほど昇降しますから昇るだけで480段となります。標高が約100mの山に登ったことと同等です。何が言いたいかというと、これを数カ月も続けようなら随分と身が細るだろうということです。そう思うと階段昇降も苦になりません。呵呵!!! 10月13日。
●因みに「モルトウイスキーのつくりかた」を転載してみました。
1.製麦:原料となる大麦を水に浸し適温に保って発芽させ、麦粒の中に酵素を生成させる。
2.乾燥:発芽したらピート(草炭)や無煙炭を焚いて乾燥させ、芽の成長を止めてモルト(麦芽)をつくる。燻したピートの香りがモルトに移り、ウイスキー独特のスモーキーな香りが生まれる。
3.糖化:細かく砕いたモルトと65℃前後の温水をゆっくり混ぜ合わせる。麦芽の中の酵素が働き甘い麦汁ができる(マッシング)。
4.醗酵:濾過した麦汁に酵母を加えて醗酵させると、糖分がアルコールに分解され、アルコール分7~8%程度の醗酵液(もろみ)ができる。
5.蒸留:醗酵液を加熱し、アルコール分と香味成分を抽出する。余市蒸留所では、石炭直火蒸留によって重厚でコクのあるモルト原酒をつくっている。
6.貯蔵・熟成:蒸留液をアルコール分63%程度に調整し、樽に詰めて長期間熟成させる。樽材の成分や熟成の間の気温・湿度などにより、さまざまな個性を持つ、味わい深く香り高い琥珀色の液体へと変化していく。(「ニッカウヰスキー余市蒸留所パンフ」より)。
10月12日。
●写真で余市蒸留所限定の「余市」と「岩井」(本坊マルスウイスキー岩井トラディション・本坊酒造・鹿児島市)について書きました。限定物は確か3種あって、私が買ったのは「Peaty&Salty」です。発芽した大麦を焚くのがピートであります。自然とその香が完成まで残るのです。その燻の利いた芳香が堪らなく鼻腔の嗅細胞を擽るのであります。ピートは草炭であり湿原でないと豊富にありません。生活燃料にも活用されたようですが、竹鶴がそのピートの地を求め目を付けたのがここ余市だったと言うことです。つづく。10月12日。
●引越し騒動のこぼれ話・その1。ある人物からの電話で「お宅は何の商売なんですか?」。わたしの本郷病院は看板の無い病院でしたから、今度の恒久も看板と言える代物はありません。正面の上壁に「TAC」とスチール板を金色に塗ったプレートがあるのと、駐車場を示す看板があるのみです。「看板が無いので迷った。看板を置いてください。」との要望もありますが、今のところ考えていません。「お宅の商売はなんですか?」が嫌味なのか、興味なのか定かではありませんが、不思議がらせるのも広告かもしれません。10月9日。
●世の中にはなんとも不思議不可思議なことがあるんですね。先月の旅での出来事です。2年半も抱えていた腰痛がほぼ消失したんであります。札幌グランドホテルで一泊延長したため下着を手洗いしていたのですが、屈んで上半身に力を込めたために肋間に激痛が奔り、それ以降体位を変えるたびに痛みを感じていました。それが肋間神経痛か肉離れか定かではありません。その肋間痛に気を取られているうち、というか1日か2日かのうちに、気が付くと腰痛が消えていたのであります。そして肋間痛も今回の引越し騒動でいつの間にか、というかある日突然、身から離れていったのであります。私の腰痛は若いころからの持病みたいなものですからそのうちにまたとりつくでしょうが、2年以上の腰痛が突然消え去ったことは一体どのように解釈すればよいのか、摩訶不思議なのであります。この引越しで随分重いものも持ち運びましたが幸いにもまだ発生していません。10月7日。