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7月25日(土)-サンマリンで思うこと-

 夏季高校野球県予選も今日が準決勝。現在、第一試合の都城商業(第1シード)と宮崎農業との試合は8回の表が終わり、3-2で宮崎農業がリード。正午前からのあいにくの降雨と雷で、午後2時を過ぎても試合が中断中である。
 今年より、1回戦から3回戦まで、サンマリンスタジアム宮崎(2001年2月開場)に限ってではあるが、ケーブルテレビで放映された。診療の合間にちょいとがけでも見れるから嬉しいが、臨場感は乏しい。やはり高校野球独特の雰囲気は、球場でないとダメである。海の日、サンマリンに出かけた。適度に汗をかき、スキンヘッド(?)も程よい甲羅干しができた。明日の決勝戦は是非球場観戦と行きたいところだが、10日前に予約した手術が入っている。雨で1~2日は順延になると読んでいたのだが、空梅雨と好天気で外れた。
 ところで、球場に出向くと思い起こすことがある。かれこれ6~7年ほど前のことか、今は無きニシタチの「安兵衛小路」の居酒屋「○○○」のカウンター。ある県議が御飲食・御歓談中であった。小生が憚(はばか)らずも、「サンマリンの球場内のフェンスはなんとも殺風景だが、コマーシャルを入れたらどうか」と請願。当時、巨人のキャンプに1日3万人が押し寄せた。焼酎ブームもあり、外野のフェンスに○○酒造なんぞと有ろうものなら、県外客への宣伝効果は抜群と思えたからだ。「サンマリンスタジアム宮崎」は言わずもがな「県営」である。広告料は県の収入になる。県議の応えに目が点になった。「県の条例でできないことになっているから、不可能だ」。
 それから間もなく、オープン戦のテレビ放映で、バックネットに粗末にも小さくE○S○Nの「張り紙」を見た。そしてこの3年ぐらい前から、○○銀行、J○、・・・などの文字が並ぶようになった。それゆえ、県の条例は変わったことになる。かの県議は今も現職であるが、議会で提案するような意気込みや雰囲気を、あの時、微塵も感じなかった。然(しか)るに彼がこの件に尽力したとは到底思えない。
 男を下げる「作法」が板に付いた「マンゴー知事」の横暴ぶりを、見て見ぬ振りをしてきた県議会。彼らには税金以外の方法で歳入増の発想があるのか、甚だ疑問である。100億円も掛けて建造した「サンマリンスタジアム宮崎」や「県立芸術劇場・美術館」。造りっぱなしで、毎日嵩(かさ)む莫大な維持費。文化・芸術・スポーツは別格、優遇枠なぞと嘯(うそぶ)いているような、呑気な議員はレッドカードで退場願おう。インフラは完成してからの知恵絞りが重要である。
 診療の合間、徒然(つれづれ)に御託を並べたが、この種の問題はまだまだ沢山ある。現在、3時半を回った。サンマリンは雨も上がり、控え選手がグランド整備中だ。間もなく試合は再開される。スタッフに宮崎農業高校出身がいる。甲子園観戦に行く約束をしたのだが、はたして結果はどうなることやら。

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