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7月28日(火)-いよいよ今日は夏季高校野球甲子園大会県予選の決勝戦-

 3年ほど前から、手術日を月と木曜日の午後に設け、手術に集中する体制を取っている。しかし、現実はそう甘くない。今月も数日しか残っていないが、手術が無い日は休日の6日を除くと2日しかない。中には夜の急患もある。好きでやっている職とは言え、やはり息抜きが必要な年齢になった。
 この時期、どうしても「甲子園」が気になる。昨日は、昼休み早々に手術を済ませ、サンマリンスタジアムへ出向いた。バックネット裏に座を構えたが、いきなりちょいと驚いた。宮崎商業の背番号10の球速が目に留まった。140キロは優に超えていそうな直球と、切れの良いスライダー。4回あたりで、日大の選手も吉田投手の球を真心で捉え、鋭い当たりが続いたが、宮商内野手の正面を突いたのと好守でヒットにならず。中盤、日大の4番、5番に連続で大きな飛球をあびたがスタンドへとは消えなかった。7回に入ると、急に球速が落ちたかに見え、終盤大丈夫かと思ったが、7、8、最終回と緩急混じえ、コーナーを丹念について日大打線を翻弄した。終わって見ると、被安打3の見事な完封勝利であった。
 私立高校は特待生でしかも県外出身選手も少なくない。毎週と言ってもよい遠征費が馬鹿にならないこともあるのか、学費免除が少なくない。スポーツに限らず、特待生の学費免除は所詮一般学生にしわ寄せがあり、もっと言うと私学助成という税金が絡む。そういうこともあり、小生は通常県立高校を応援するが、今回は訳ありで宮崎日大側に勝ってもらいたかった。しかし、宮商の吉田投手の好投を目の当たりにして、歴然とした力の差を感じた。
 今朝の新聞を見ると、宮商の吉田奈緒貴選手は右腕のなんと1年生。宮崎リトルシニア出身で、昨年は全国大会にも出場したという。古豪・宮商の復活か。大学のころ、市内の丸山町辺りに、確か、宮商が全盛期の折に指揮を執られていた監督の奥さまの喫茶店があった。店名は記憶が正しければ「日向」?。店は落ち着いた「今流」の民家風で、野球に関する写真などが控えめに置かれてあった。昨日の試合を観戦しながら、コーヒーの味もまだ分からない時分の30年前を、ふと思い出した。
 ともあれ、今日は天下分け目の関ヶ原。今大会も雨で泣いた選手たちがいた。現在午前8時40分。曇天。小生には今日雨で明日決勝戦がいいのだが・・・。明日に順延だと、都城商業高校にとっては、明らかに不利。やはり、夏の甲子園は、晴れて炎天下での決勝戦しか似合わない。

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