「国際十大ニュース」のトップは米大統領にオバマ氏、ノーベル平和賞受賞、4位がアフガンの治安さらに悪化、6位がM・ジャクソンさん急死、であった。一方、「国内十大ニュース」の第1位は衆院選で民主圧勝、鳩山政権誕生、2位が裁判員裁判スタート、3位が新型インフル大流行、4位が政府がデフレ宣言、5位が新政権の政策続々、6位が厳しさ続く雇用状況、7位が足利事件 菅家さん釈放、再審、8位がWBCで日本連覇、9位が核密約で元次官ら証言、10位が地方圏の高速道1000円乗り放題、であった(共同通信社)。
では、小生の今年の印象に残った事や言葉を挙げてみよう。
●今年放送されたWOWOWの「エキサイトマッチ」は全部で126試合。解説のジョー・小泉氏らが選んだ「09年ベストマッチ20」。6位がファン・ディアスVSファン・マルケス・マルケス、5位が井岡利晃VSジョニー・ゴンザレス、4位がマニー・パッキャオVSリッキー・ハットン、3位がシェーン・モズリーVSアントニオ・マルガリート、2位がフロイド・メイウェザーVSファン・マルエル・マルケス、そして1位がマニー・パッキャオVSミゲール・コット。来春にはいよいよマニー・パッキャオVSフロイド・メイウェザーが実現する様相である。いまからワク・ドキである。
●8月24日の阪神甲子園球場。中京大中京VS日本文理との決勝戦。興奮、天地に響く。明日の大晦日はもう一度「ビデオ観戦」で今年の高校野球は見納めだ。来春の選抜高校野球での「宮崎工業」の活躍を期待する。また、行くぞ。
●「「私、田中角栄より先きに死にたくないわ」 そのときも私は良い感じがしなかった。どんなに、その人個人を憎んでいても、人の生死のことを言ってはいけない、と私は思っている。」山口瞳「男性自身」傑作選(熟年篇)嵐山光三郎編(新潮文庫)213ページ・「木槿(むくげ)の花(七)」より。私とは向田邦子のこと。ものごとの限度。
●藤沢秀行(1925~2009)。囲碁棋士。ニ号さん、三号さんにも子供があり、酒にも浸かり、ギャンブルでも名を馳せた。アルコール中毒で勝負に勝つ、「豪放磊落」で「破天荒」な「最後の無頼派」。「「米長邦雄の妻が藤沢の妻を訪ね、米長の妻が「うちの主人は週に5日帰ってこないのですが」と藤沢の妻に相談したところ、藤沢の妻は「うちは3年、帰りませんでした」と答えた」。(読売新聞2009年5月9日「編集手帳」)。上には上がある。
●「少~し愛して、長~く愛して」。見てみたかったもの。大原麗子(1946~2009)と渡瀬恒彦(1944~)のサスペンス共演。You Tube-1983サントリーREDなどで見れる。美人・佳人薄命。
●森繁久弥(1913~2009)。「人は死して名を残す」? できれば生前に与えて欲しかったもの。森繁への「国民栄誉賞」。後の祭。
●今年もよく呑んだ。酒税も表彰状ものだ。が、酒量が落ちた。「若い時にもっと呑んでおけばよかった」。酒は憂いの玉箒。酒は百薬の長。
●今年大伯父が、祖父と同じ米寿で他界した。これで明治・大正生まれの親戚は1人を残すのみとなった。大伯父は戦後間もなく熊本へ行き、結婚してそのまま居座った。盆正月など帰省し、可愛がってもらった。「昔の話をもっと聞いておきたかった」。後悔先に立たず。合掌。