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今週の親仁ギャグ・2010年3月14日(日)~3月20日(土)

●再び「クロマグロ禁輸否決」問題。一夜明けて、赤松農水相はじめ農水省や水産庁幹部の、なんでも「鬼の首を取った」ような発言。「勝って兜の緒を締めよ」の格言を忘れるなかれ。彼らの満面の笑みを浮かべながらの発言を聞いていると、危機感が感じられず、何か勘違いしているように見える物事の本質は過大消費と乱獲による資源の枯渇なのである今回の否決が自分たちの外交の手柄(手腕)だと思っていたら、恐ろしい。(3月20日)

●「春眠不覺暁 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少」(「春暁」/孟浩然689-740)。ソメイヨシノが咲いたら、文句なしの春だ。桜は温暖化で「休眠打破」に狂いが生じ、早く咲くようになったが、問題は桜の花数が減ることだ。野菜や果物のように桜の芽に「休眠打破」を遅らせる薬を使い出したら最期だ。それにしてもこの時期から時折睡魔が襲う。「春眠不知五十路」だ。「春眠打破」の妙薬はないものか。(3月20日)

●日本は今や「一郎独裁」。片や自民党は「自滅党」。「米軍基地の県外移設は無理」との首相談話。この場に及んでは、小沢幹事長辞任でも事態収拾は無理の様相で、混乱は必至? 新党結成衆院解散が現実味を帯びる? (3月19日)

●「生方幸夫副幹事長と高嶋良充筆頭幹事長との会談」が録音されており、マスコミに流れた。経緯から生方氏が録音したと見るのが妥当であろう。国民目線からすれば、どっちもどっちだが、党内のしかも幹部同士の会談を録音するのはまずかろう。完璧に喧嘩を売っている。政党の体を成してもいないし、生方氏の手法は人間個人としても問題であろう。今の与野党どれをとっても、個人の利益が優先している。個人の利益が損なわれるから、自身の信念を語れない。自民党の派閥政治を越える忌々しき事態である。「国民の生活が第一」の言葉は10年も20年も遠い昔に聴いたような気がする。ここまできたら、日本国民は「黙り幹事長」に完全に愚弄されている。(3月19日)

●今日の毎日新聞にはクロマグロの記事が見当たらない。これは見識の高さ? 太平洋・大西洋・インド洋の3大洋は世界のものだ。日本だけのものではない。「魚も食文化だから」と嘯いてばかりは居られない。養殖産業へのさらなるシフトや、農業への思考転換が益々重要視されて然りである。(3月19日) 

●スーパーでの「特売品」の常連は「鶏卵」と「豆腐」と相場が決まっていた。回転寿司は「鮪」? 目玉の品に対しては、仕入れ値を叩けるだけ叩く。小売や仲買がそうであるから、たまったものではないのが漁師だ。鮪や鰹の乱獲で漁獲量が減っているのに、値が上がらない。悪循環のスパイラルで、廃業も余儀なくされる。絶滅危惧に晒されている人気魚種については、多少は懐が痛んでも我慢する時が来た。近畿大完全養殖鮪も解決策の一つだろうが、小生的には、養殖の「全身トロ」よりも大洋を泳ぎ廻ったマグロの「赤身」のほうが所望である。(3月19日)

●漁業関係者が「今年はシラスが獲れない、が獲れない」と悲鳴を挙げている。「いつまでも有ると思うな親と金、いつまでも無いと思うな運と災難」。では、その字からして「いつまでも有ると思うな・・・」。回転寿司が大流行りの御時世、回転寿司に鮪がなかったら、喰うものがない。舎利に鮪や鰹の切り身を乗せるだけの握り。江戸前の恰好だけでもよいから、多少は〆たり、寝かしたりして手間暇を掛けないと、鮪や鰹はもとより、今度は他の海洋資源の枯渇に拍車を掛けることになるであろう。要は、これからの回転寿司はマイノリティー(minority)の魚種を旨く誂える労力と、技術の革新が望まれる。(3月19日)

●「目には青葉 山時鳥 初鰹」(山口素堂)。「鎌倉を 生きて出でけん 初鰹」(松尾芭蕉)。この鰹の年間漁獲量が1950年代に15万トンであったものが、1970年代が60万トン、1990年代が160万トン、2002~2004年の年平均が209万トンと、過去50年で10倍に増加しているのには、これまた驚きである。この鰹の漁獲量はマグロの主要5魚種に匹敵する少なくとも「ニシタチ」の居酒屋では、最近、本マグロよりも鰹を好む酔客のほうが多いように思える。鰹もまたマグロ同様日本人の過食が原因である。(3月19日)

●「クロマグロ禁輸否決」。江戸前鮨と言えば、赤身と小鰭である。が、小生の場合、小鰭は外せないが、マグロはそうまでは拘らない。なぜなら、江戸前には煮穴子、煮蛤、烏賊めし、煮鮑、などなど旨いものはわんさとあるからだ。クロマグロの資源量が消費と乱獲で30~40年前の30%%に激減している。これが今回の問題の真相である。「否決」を歓んで、浮かれている状況ではない。世界の人口は日増しに増加し、中国はじめ魚類の消費量も増えている。マグロに限らず海洋資源が激減する可能性は高い。「煮ても焼いても、ましてや生では喰えない」小鰭までが江戸前鮨から消えるかも知れないと思うと、ぞっとする。(3月19日)

●今回、「ワシントン条約」の対象の1つとなったのが、クロマグロ。マグロの種類は、クロマグロ(黒鮪)・タイセイヨウクロマグロ(大西洋黒鮪)・ミナミマグロ(南鮪)・メバチマグロ(目鉢鮪)・ビンナガマグロ(鬢長鮪)・キハダマグロ(黄肌/黄鰭鮪)・コシナガマグロ(腰長鮪)・タイセイヨウマグロ(大西洋鮪)がある。クロマグロは「黒鮪」と「大西洋黒鮪」のことである。世界の主要鮪魚種別漁獲量はキハダが約140万トン(2002~2004年の平均)、メバチが約40万トン、ビンナガが約20万トン、クロマグロとミナミマグロは数万トンである。クロマグロとミナミマグロはこの50年間低い漁獲量で推移しているが、メバチマグロとキハダマグロの増加が顕著で、キハダマグロは約50年間で10倍近い増加を示している。日本国内のクロマグロの漁獲は1万5000トン程度で、輸入のクロマグロを合わせると計4万トンである世界で獲れるマグロの約80%を日本で消費していることがそもそもの問題で、いかにも多過ぎる。(3月19日)

●午前10時、獣医師国家試験合格者発表。当院でアルバイトをしていた3人は皆合格したから、目出度い。昼間、3人とも挨拶に現われた。うち1人は○度目の挑戦であったから、スタッフ全員で万歳だ。安堵の笑顔であった。4月から本院勤務の1人は、数日前から診療を手伝っている。沢山の動物を助けられるよう、日々謙虚に努力してもらいたい
(3月18日)

●今日は休診日だが、4月10日から放送されるケーブルテレビ番組の撮影があった。30分番組だが、我々の分担は1回3~4分。僅か3~4分だが、準備は勿論、リハーサルそして本番と、慣れないことなので大変だ。一応要領は掴んだので、次回からは製作スタッフに迷惑が掛からないよう、構成や時間の配分などを綿密に詰める必要がある。反省点だ。3分間だが、濃厚で良き内容が提供できるよう、努力する所存である。放送内容は、本ホームページの「お知らせ」に掲載する予定なので、乞うご期待。写真あり(3月17日)

●半年で支持率半減の鳩君が、リーダーシップの欠如で(きゅう=窮)している中、邦夫氏は「季節外れの渡り鳥」と揶揄された。同調する者出ず。「渡り鳥」の言うことを「弟鳥(=鵜)呑み」にする輩はいない、ということか。(3月17日)

●「抽象的マニフェスト」と「茶番政治」。一般市民が何らかの事業を始めたり、家を新築する場合でも何か無駄なものは無いか、使い勝手はどうか、効率はどうかなど、四六時中考えに考え抜いて、無駄を省く。(これが意外に楽しい。)政治も同じであって貰わないと困る。身銭を切る覚悟が当然である。今の感じでは、国会議員は3分の1で十分だ。建物で言えば、「マニフェストは設計図」である。民主党の選挙地盤巡りは何か時代遅れで、そんな暇があったら、まやかしでない「真の設計図」を描いてもらいたい。(3月16日)

●「政治とカネ」、「マ二フェスト破り」、「米軍基地移転問題」、「社会主義化の補助金バラマキ」、「自民党離党」、「新党問題」などなど・・・、問題は数知れぬ程あるが、「陳情の小沢幹事長一元化」と「土地購入などの不動産蓄財」はどうにも解せぬ。これだと、「政治資金規正の見直し」も空虚だ。マニフェストは選挙前から、もっと詳細に詰めて置く必要があった。財源と実施時期、それに対象者。最たるものは「普天間移設問題」だ。沖縄県外なら県外でマニフェストに移転候補地を提示すべきで、有権者もそれをもって判断しなければならなかった。(3月16日)

●病気や老衰などで狂犬病予防注射をしない方がよいと判断された場合、猶予が可能である。判断は飼い主でなく、もちろん、獣医師がする。この時、「狂犬病予防注射猶予証明書」が必要らしい。2日前に初めて聞いたので、早速保健所に問うと、この証明書は今年から県獣医師会が発行し、今後利用が開始されるか、既に開始されたらしい獣医師会と保健所の業務分担の曖昧さが気になる。行政や獣医師会は、飼い主と動物の利便性を追求すべきであり、組織の利益を優先すべきではない筈だ。今日、この件について4~5項目の質問状を出したので、また紹介しよう。(3月15日)

●今日のイベントは何と言っても怒涛のタイムリー・オンエアー「WOWOWエキサイトマッチ」の生放送。世界ボクシング機構(WBO)のウェルター級タイトルマッチ・パッキャオV.S.クロッティ戦がテキサス州アーリントン、カウボーイズ・スタジアムで行われた。12R判定であったが、東洋が生んだ世界の聖拳ことマニー・パックマン・パッキャオのワンサイドマッチで、120-108、119-109、119-109の3-0の判定。終始、貝のようなガード戦法のジョスュア・クロッティの肢をパッキャオの放つ強いパンチの連打が止めた。5万を超える満員御礼の観衆、さすがアメリカだ。クリスマス(年末)にパッキャオV.S.フロイド・メイウェザー戦が実現するか、世界のボクシングファンの意識はそこだ。ジョー・小泉氏曰、「今や、モハメド・アリに並ぶ集客力がある」パッキャオ。久しぶりに血圧が上がり、無意識に拳を握った。(3月14日)

●今日は本院が夜間の当番だ。なかなか時間通りに終わらない。一風呂浴びて、麦酒をゴックン。そして昼間のパッキャオ戦を再チェック。あっという間の12ラウンドの47分。昔、100万ドルの夜景というのがあって、長崎・神戸・函館の「日本三大夜景」をそう呼んでいた。パッキャオのファイトマネーは1,000万ドル(デラ・ホーヤ戦は2,000万ドルとも)は下らない。1949年から1971年8月までの円相場は、固定相場で360円だった。小生が中学2年(1973年)の修学旅行で「長崎の100万ドル夜景」を見たころの相場は、300円弱で変動していた。300円としても3億円でパッキャオの47分に比べたら、・・・失敬、比較なんぞ、不謹慎極まりない。(3月14日)

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