●鎮まることを知らない口蹄疫。発生地域の農家は隔離状態が続く。食料品の調達など生活自体も一体どうなっているのかさえ情報がない。今回の天災を小生の病院に置き換えてみよう。①先ずは病院閉鎖のため、売り上げ(収入)がゼロ、②銀行とリース会社への月々の返済は今まで通り、③仕入れの薬屋などへの振り込み、④従業員の給与、⑤生活費や子供の教育費・・・・・。入るものはゼロでも出ていくものは今まで通り。今回の口蹄疫では埋却地が決まらないことや、殺処分する獣医師数の問題などで、その時まで動物に給餌を続けなければならない。消毒剤の消費も馬鹿にならない量だ。「発生農家の納税猶予」を検討中とのことだが、国はもっともっと先手先手で援助・補助策を打ち出さないとまずかろう。せめて、殺処分の補償金の早期交付は明日にでもだ。選挙の票取りのための施策には懸命だが、「陸の孤島」の天災には冷たいのか。内閣官房機密費は裏から直ぐに出せるのにだ。民主党は農家と農業の位置づけをどう考えているのか、それが問われる重要問題である。5月15日。
●最近の居酒屋論議は「口蹄疫」である。JAはじめ自衛隊、建設業やマスコミ関係者などがボランティアで殺処分された動物の埋却や家畜舎と通行車両の消毒などに当たっている。それにしても鳥インフルエンザに比べてマスコミで取り上げられる頻度が極端に少ない。災難を越えた「天災(激甚災害)」なのに、マンゴー・地鶏知事の全国発信がない。人の出入り制限が最も重要だろうが、現場の苦難と疲弊をもっともっと情報発信しないと、状況は最悪へと進みかねない。今朝の「朝ズバ!」も「毎日新聞」も全国発信なし。5月14日。
●ソニーやトヨタなど日本を代表する企業の業績が改善され、黒字化している。一方、民主党の選挙マ二フェストに消費税率アップの文言が初めて入りそうだ。世界一でそれも断トツ高い法人税率と、先進国では最も低い消費税率。これで工業・技術立国と世界一長寿国が成り立つ筈も無い。政権交代して半年。そろそろまともな議論のなされる雰囲気が芽生えつつあるか。それにしても○○○氏の参院選出馬は民意に反した愚行だ。その昔の「スポーツ新党」の方が分かりやすい。5月14日。
●この親仁ギャグを4日もさぼってしまった。診療の多忙に感(かま)けてのことだが、忙しいと無性に焼酎が呑みたくなる質(たち)のため、自然と居酒屋へ脚が向く。本院の診療体制が年中無休となり早1ヶ月半だ。小生だけ無休だが、若手獣医師の成長が著しく、診療の精神的かつ肉体的負担は半減した。有難いことだ。一応、水曜日は休みを貰うことにしたが、まだ当分は口を出すことになりそうだ。5月13日。
- 庭に生えた一年木の紅葉。2ヶ月前に鉢植えしたが、2倍位に成長した。
- ドクダミ。これも引いても引いても絶えない、旺盛な繁殖力だ。別名「地獄蕎麦」とも言うらしく、なるほど花は蕎麦に似るか。生薬でも有名で、「十薬」は利尿作用や動脈硬化の予防に良
- タンポポはキク科の多年草。世界で2,000種あり、日本では約10種が自生しているらしい。写真の冠毛のある痩果(そうか=毛綿=種)が風で散布される。「拙宅に雑庭」も悪くない。
- 拙庭に咲いたクジャクサボテン。一夜しか咲かない、かの有名な「月下美人」の近縁種とことだが、約2日間は昼間も咲き誇っていた。
- 同じく拙庭に咲いたアマリリス。ヒガンバナ科とのこと。なるほど似てなくはない。クジャクサボテン同様に紅が鮮やかだ。
- ムラサキカタバミ。南アメリカ原産の多年草で観賞用として栽培されていたが、今では道端にも野生化している、「山草図鑑」にも載る立派な山野草である。なるほど、庭中に咲いている。
- 6年も前になろうか、雑草引きが嫌で庭に小砂利を5センチ程まいた。しかし、それでも雑草は逞しくも生えてくる。その中で、鳥が運んだか、可憐な山野草が目に留まり、心和む。