●実は昨日たばこを食った犬が来院した。犬のLD50は体重1kg当り9~12mgと成書に記載されている。LD50のLDはLethal Doseであり、50%の犬が死亡に至る摂取量をいう。(因みに、成人での急性致死量は40~60mg(葉巻たばこ2~3本相当)、幼児では10~20mg(同0.5~1本)である。)。しかるに、例えば10kgの犬での致死本数は5本程度となる。つづく。1月22日。
●たばこの不思議。小学生の頃、祖父母や親父が「しんせい」や「わかば」、「エコー」、「ハイライト」をうまそうに燻らすのを見て、囲炉裏の灰に捨ててあった極短の吸いカスをこそりと吸ったことがる。それ以来、小生は喫煙を所望としない。煙草1本のニコチンとタールの含有量表示は「1分間に2秒間だけ35ml吸った時に濾紙に付着した量」であるため、市販されている葉タバコ1本(0.8g)中の実際のニコチン含有量は16~24mgと表示よりもはるかに多い。つづく。1月22日。
●絵画鑑賞は言うまでもなく、画家の著書や画集を求めたり、雑誌の特集などでエピソードを知るのも興味津津だ。手許にある「藤田嗣治 画文集 猫の本」(2003年、講談社)に土門拳撮影の猫と寛ぐレオナール・フジタの写真がある。写真有。1月21日。
●4位はドイツで3,338.68(10億USドル)、5位はフランスで2,656.38(同)、6位はイギリスで2,118.26(同)、7位はイタリアで2,118.26(同)で、以下ブラジル、スペイン、カナダ、インド、ロシア、オーストラリア、メキシコ、韓国、オランダと続き、19位がスイスで491.92(同)、22位がスウェーデンで406.07(同)、25位が台湾で378.52(同)、34位がフィンランドで238.61(同)、44位がシンガポールで182.23(同)、などなどだ。この場合、「量(数)より質」の言葉はそぐわないかも知れぬが、我々は自信を持とうではないか。スウェーデンのように個々の能力を高める総合的な施策が必要ということだ。マイナー思考ではプラスは生まれない。1月20日。
●GDPが中国に抜かれたと騒いでいる。2009年の1位はもちろんアメリカで14,119.05(10億USドル)。2位は日本で5,068.89(同)。3位は中国で4,984.73(同)。そして2010年に2位と3位が入れ代わったということだ。アメリカの人口は3億を超え、中国は13億人でざっと日本の10倍だ。一人当たりにするとまだ日本の10分の1。アメリカもあと10年もしたら中国に追い越され、当の中国もその頃には人口が減り始めるから、20年先は読めないかも知れない。菅総理には20年、30年先を見た政治の理念だけでも語ってもらいたい。つづく。1月20日。
●きょうは、ちょいと拍子抜けな「大寒」。大人しく「一人鍋」。小土鍋に水を半分より少し多めに入れ、出汁昆布を敷いて、少量の日本酒とニンニクの欠片を数個放り込み、具は冷蔵庫の豆腐で、脇役は今し方買ってきた生若布(ワカメ)。出花は小口切りの小葱(浅葱=糸葱)をばら撒いたポン酢で喰らい、飽きたら豆板醤を溶かしてさらに楽しむ。「梅安の大寒一人鍋」とでも呼んどこうか。1月20日。
●少しでも絵画に興味がある人なら、「藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886-1968)の乳白色の絵肌」の画材(絵具)と技法の正体が現在に至るまで解明されていないことを知っているであろう。①フジタは生前、その技法についてほとんど語ることはなかった。②近年の修復調査で、20年代の作品からシッカロールの主成分であるタルク(滑石)が検出されていた。③1942年頃、写真家の土門拳が制作中のフジタを撮影した一連の写真を、ポーラ美術館(神奈川県箱根市)の学芸員が調査したところ、キャンバスの脇にシッカロール缶が写っていた、ことからだ。しかし、フジタともあろう人間が、これまた巨匠である土門拳(1909-1990)にそれを見せるであろうか。フジタは生涯5度の結婚をしたが、子供をもうけなかったと思うから・・・この説の真贋やいかに??? 1月20日。
●公務員給与の問題、公務員の不祥事に対する処分の甘さ、議員定数削減問題、腑抜け事業仕分け、天下り問題、規制緩和、・・・・・。消費税率を上げる前に守らなければならないマニフェストの約束は沢山ある。「説明亡き内閣」によって軌道修正されたマニフェスト。羅針盤を失い、何処へ向かうとも知れぬ「菅・日本丸」。大阪の橋下徹知事しかいないか、今の日本には。1月20日。
●「大化の改新」は飛鳥時代の孝徳天皇2年(大化2年)春正月甲子朔(西暦646年)に発布された改新の詔(かいしんのみことのり)に基づく政治的改革。中大兄皇子(後の天智天皇)らが蘇我入鹿を暗殺し蘇我氏本宗家を滅ぼした乙巳の変(いっしのへん)の後に行われたとされる(この暗殺事件もまとめて大化の改新と呼ぶこともある)。天皇の宮(首都)を飛鳥から難波宮(現在の大阪市中央区)に移し、蘇我氏など飛鳥の豪族を中心とした政治家ら天皇中心の政治への転換点となったとされる。また大化は日本最初の元号である。つまり日本という国の起源がこの時代にある(以上、Wikipediaより)。豪族から天皇制になった政治的大改革・大革命であったのだが、与謝野氏はそれと同じ覚悟で行財政改革に取り組まなければ民意は去る。大寒。つづく。1月20日。
●与謝野馨・経済財政担当相の18日の「ニュースZERO」での発言。「行財政改革は大化の改新頃からどの時代であろうと常に実施されてきたものであり、消費税導入が行政改革の足枷であってはならない・・・」(小生の頭に残る記憶)。YAHOO!ニュースでは「税制改革より行政改革が先との考え、逃げの議論」。簡単に言えば、行政改革よりは社会保障のための消費税率アップを一時も早く導入せよ」ということだ。これは暴言だ。この内閣は桜が見れるのか、心配になってきた。つづく。1月19日。
●「ホウボウ」は硬骨魚類条鰭(ひれ)亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属。熱帯・温帯に約100種。水深25m~615mの砂泥地に生息。3~5月に産卵。小型の甲殻類や環形動物などを捕食。字は「方々」など。広辞苑では「魴鮄・竹麦魚」。美味で高級魚。1月18日。
●「メジ鮪」は「クロマグロ(本マグロ)」の事だが、「めじ」は「関東で、マグロの30~60センチメートルくらいの幼魚をいう。晩春のものが美味。メジマグロ。」(広辞苑)とあるから。本マグロの小物だ。「市場魚貝類図鑑」によれば、幼魚を「ヨコワ」、20kgくらいまでを「メジ」、「ゴンタ」、20~30kgくらいまでを「中坊」、「小マグロ」という。1695年の「本朝食鑑」には二、三尺を「目鹿」、四、五尺を「真黒」、七、八尺以上を「鮪(しび)」の記載があるとのこと。沖縄・西南諸島・台湾東方で5~7月に産卵(日本海でも7~8月に山陰・秋田沖でも小規模な産卵あり)し、1~2年では日本近海を回遊し、一部はアメリカ海域まで移動する。1年で56cm(体重4kg)、3年で108cm(体重26kg)、10年で191cm(同130kg)、その後体長3m(同400kg前後)となり寿命は20年以上。イワシ類、カツオやイカ類を食す。地方での呼名は多数。つづく。1月18日。
●「汐ッ子」は「ショッコ」と読み、成魚は「カンパチ(間八勘八)」。スズキ目アジ科。稚魚はブリと同様に流れ藻等の浮遊物に付き、動物プランクトンを捕食する。成魚はイカナゴ、イワシ類、アジ類、頭足類、甲殻類を食す。関東では35cm以下をショッコ、60cmまでをシオゴ、80cmまでをアカハナ、80cm以上をカンパチという。名前は正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「八」の字に見えるため。宮崎では「ニリ」。つづく。1月18日。
●「タカベ」はスズキ系スズキ目スズキ亜目タカベ科タカベ属。干物で塩焼が非常に美味らしい。大きさは20cm、動物プランクトンを食し、産卵は8月から10月。本州中部から九州の太平洋側に生息し、脂が強く、旬は春から夏。呼名はこれも地方で異なり、「とこや」、「あじろ」、「しまうお」、「ほた」、「いぼち」、「べんと」、「しゃか」など。つづく。1月18日。
●ワカシ→ワカナ→ワカナゴ(10~15cm)→イナダ(30~40cm)、これは関東でのブリの成長段階での呼名。九州北部ではワカナゴ(9~12cm)→ヤズ(15~20cm)→ハマチ(30~40cm)→メジロ(50~60cm)→ブリ(80cm以上)→オオウオ(1m)となる。宮崎ではどうなるのか、他がそうであるように、多分に県北と県南では違う呼名であろう。地の漁師に聞かないとわかるまい。漢字は鰤。孵化後、1年で32cm前後、2年で50㎝前後、3年で65~70cm、4年で75cm前後、5年で80cmを超える。稚魚期は甲殻類、その後はイワシ類、アジ類、イカ類など肉食となる。水温の上昇とともに北に回遊し、下がると南下する。産卵期は南ほど早く2~7月。つづく。1月18日。
●先週の話の「鯔(ボラ)」も出世魚。先週は日南獲れの大風(おおぶり)な「寒ブリ」を「一八」で頂いた。「氷見の寒ブリ」が有名だが、寒の日向灘獲れも捨てたもんじゃない。ところで、下の写真にある島野浦の朝どれの魚の名札を調べてみた。つづく。1月17日。
●1月11日放送の「ガイアの夜明け」で延岡・島野浦の漁師が紹介された。小生の記憶では、未明に出港し、明け方に帰港して宮崎空港に車を走らせ、飛行機で羽田へ飛び立つ。そして、その日の夕方には居酒屋や鮮魚店、持ち帰り寿司専門店などでお客の腹を満足させる。小生が10年前から考えていたことなので、実現させた関係者に敬意を表したい。写真有。1月17日。
●「タイガーマスク現象」。きのう、近場の居酒屋の「18周年記念」で、酒類が呑み放題のサービスがあった。お祝いの生花がいくつか届けられていたが、その一つに「伊達直人」の名前があった。小生は記念日であることをすっかり忘れていたのだが、早い時間は混みあっていたので、一度「ニシタチ」で腹ごしらえをし、「フルーツ大野」でプレゼントを求め、再度暖簾をくぐらせてもらった。小生の熨斗の名は「本郷北方の居酒屋放浪家・吉田類」とした。1月16日。
●今年も来てくれたメジロ。メジロとヒヨドリ。犬猿の仲らしいが、獲って食うこともその逆もない。アメリカンハナミズキに刺した蜜柑を頬張るメジロを奇襲攻撃するヒヨドリ。窓越しにそれを追い払う愚妻。それを寝床で嘲笑う小男。ヒヨドリとカラスはいくら仕掛けても「藤枝梅安」みたいには上手くいかない。空を飛び、宙を舞えるということは取り(トリ)留めのない神技だ。日本も飛ぶ鳥をも落とす勢いの宰相であって欲しい。写真有。1月16日。
- いても名画に成る処に面白い処がある。吾等はいわゆる世の中の人がきたないという物を美しく見る方法を知っている。・・世間の人とは同じ見方で見ておらぬ。」写真は土門拳撮影。左は
- いがればおとなしくしているが、そうでなければ引っ掻いたりする。・・」。「猫を友達にする訳は、猫は野獣性と家畜性との二つの性質を持っているので、・・」。「乞食を描いても傑作
- であるからして、陸路、宮崎空港まで鮮魚を運ぶのはこれまた大変な労力である。これが長きにわたって継続され発展すれば、宮崎の漁師に革命的な恩恵がもたらされることを信ずる。ガン
- 佐賀の呼子の「活きイカ」(ケンサキイカ=ヤリイカ)を生きて泳いだまま東京へ輸送し、呑んべぇーの胃袋を満足させる。長崎や鳥取でも同様な流通形態が流行り(?)つつある。魚の種類や数、
- モミジの小枝に刺し置いたミカンを頬張るメジロ君。庭の山茶花が満開になりかけると頭上で鳴き声が聞こえる。梅に鶯かメジロかだが、前者は虫や木の実などを食し、後者は雑食だが、花