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今週の親仁ギャグ・2011年1月30日(日)~2月5日(土)

●今回の口蹄疫の県の対応は「危機管理意識ゼロ」だったということに尽きる。数千億円の被害が出ているにも関わらず、県職員に対して時間外や休日勤務の手当金が支給されたことを、この県の住民はどうして怒らないのだろうか。2月5日。

●きのう朝の、そのまんまな前知事の「口蹄疫」引責離県発言で、獣医師の立場から「家畜保健衛生所」の職務怠慢について言及したもう一つ重要なことを書き加えなければならない犬猫の診療でも同じだが、最も大事なのは「死ぬ病気か否か」、「治せるか否か」、「癌ではないか」、「悪性か良性か」、そして「致死的伝染病か否か」である。最後の「伝染病か否か」は家畜保健衛生所では常に念頭になくてはならない。今回は組織の中に「最悪な事態」を常に想定する職員が一人としていなかったということであり、極言すれば、職務怠慢どころか存続意義がないということだ。2月5日。

山口素堂(1642-1716)の「目には青葉 山ほととぎす 初かつほ」の初鰹が待ち遠しい。日本近海のは本(真)鯖とゴマ鯖、グル鯖、そしてニジョウ鯖の4種。は世界で3種のヒラゴ(真)鰯とウルメ鰯、そしてカタクチ鰯。では鰹は何種か、知らぬがほっとけか。きのう食らったカツオ君は「ハガツオ」。最も御世話になる「ホン(マ)カツオ」。たま~に御見掛けし口にする「スマ」こと「ヤイトカツオ」。「ヒラ」と「マル」の2種があり、「削り節」の原料として皆が恩恵を受けている「ソウダカツオ」。写真有。2月4日。

八百長の語源の由来。「八百長は明治時代の八百屋の店主『長兵衛(ちょうべい)』に由来するといわれる。八百屋の長兵衛は通称を『八百長(やおちょう)』といい、大相撲の年寄・伊勢ノ海五太夫と囲碁仲間であった。囲碁の実力は長兵衛が優っていたが、八百屋の商品を買ってもらう商売上の打算から、わざと負けたりして伊勢ノ海五太夫の機嫌をとっていた。しかし、その後、回向院近くの碁会所開きの来賓として招かれていた本因坊秀元と互角の勝負をしたため、周囲に長兵衛の本当の実力が知れわたり、以来、真剣に争っているようにみせながら、事前に示し合わせた通りに勝負をつけることを八百長と呼ぶようになった」(Wikipedia)。「大相撲八百長」に対する内閣の面々の鼻息が妙にそろって荒い。相撲の八百長も「政治の茶番」も同類に見えてならぬが・・・碁も将棋も、そしてゴルフも・・・世の社長殿も部下殿も・・・商売や出世のためと企みつつ、それなりにやっていぬかな。2月4日。

●放駒・第11代日本相撲協会理事長の八百長事件での口籠りは、現役時代の技の切れ味に比べ程遠い。四股名は「魁傑」の魁傑将晃(かいけつまさてる)氏は19948年生まれで「黒いダイヤ」、「怪傑黒頭巾」の異名が有る。関取となる十両入りは1970年(昭和45年)で、1971年の秋場所で幕内入り、2度の大関昇進を経て、1979年(昭和54年)の初場所で引退した。小生が10~20歳の頃だから、当時は輪島貴乃花の全盛期で結構な賑わいであった相撲は元来見世物的興行の要素があり、江戸時代から八百長が常習化していたとしても何ら不思議ではない、いやそういうものだったのだと考えるのが自然で、めくじら立てる方が世間知らずかもな放駒の「離れ技」が出るやら。怪傑の解決ありか。つづく。2月4日。

2月4日の「みのもんたの朝ズバ」に東国原前県知事が出演していた。「新燃岳噴火」のコーナーで、県知事を1期で辞した理由について2つ挙げ、1つは「地方の限界と国と地方のあり方」、もう一つは「29万頭もの牛豚の殺処分を余儀なくされた口蹄疫の責任」と言い放った。
 口蹄疫の1例目については、ストックしていた患牛の検体の検査から、2010年の3月末であることが明らかになっている。「モッツァレラチーズ」で有名な水牛を飼うこの大規模農場のかかりつけ獣医師が、「家畜保健衛生所」に依頼して3人の獣医師が来場したのが3月31日ということだ。
 しかし、家畜保健衛生所が発表した口蹄疫の確定診断は4月20日で、その検体は同じ町内にある他の農場から採取された4月17日のものだ。前出とは別の獣医師がこの農場に往診したのは4月7日で、その日は治りかけの風邪の診断で治療したが、翌々日の9日に診ると「上唇の歯茎の根もとに直径三ミリほどの小さな潰瘍をひとつ認めて、『ドキッとした』」(文藝春秋二〇一〇年八月号pp166-175)と言う。同日の9日、依頼された家畜保健衛生所の獣医師が来て、「四つの蹄の裏まで丹念に診た結果、潰瘍以外はなにひとつ病変があらわれていないので大丈夫だろうという」(同)ことで、帰った。そして7日後の4月16日に同じ症状が出、この症例の4月17日に採取された検体が東京の動物衛生研究所に送られ「口蹄疫」診断の1例目となった。
 回顧的な1例目発症が疑われる水牛牧場内では3月末の時点で既に蔓延していた可能性も指摘されているが、行政の対応の不味さから見れば、3月31日と4月9日、そして4月17日の3回も現場で診察しながら口蹄疫発見を見逃し、日数に至っては3月31日から発表の4月20日の実に21日間、「口蹄疫ウイルス」を野放途に拡散させたのである。
 我々、生きた動物を治療する獣医師の第一義は、的確な診断をできるだけ迅速につけることである。3週間もの間、家畜保健衛生所の職員の頭からその第一義が飛んでいたことを疑わざるを得ない。獣医伝染病学の教科書に「乳牛では発病前から泌乳量が減少することが多い」との記載もある。開業獣医師は自分の手に負えないから家畜保健衛生所に依頼するということをもう一度真摯に受け止め、税金泥棒と言われないよう、職責を全うしてもらいたい。
 今朝の前知事の発言は、正しくこのような県の職務怠慢を認めた発言であり、ましてや「29万頭の牛豚の命」を離県の理由に挙げたのには改めて失望した
。2月4日。

●今朝の朝ズバで、そのまんまな前知事が出演。1期で辞めた理由が、①地方の限界と国と地方の有り様②29万頭殺処分した口蹄疫の責任を口にした。なぬ、口蹄疫で犠牲となった牛豚がその原因。そうなると、3週間発見(診断)を見過ごした県(家畜保健衛生所)の責任を認めたということか。看過できない発言だつづく。2月4日。

●「火の無い所に煙は立たぬ」。やはりそうであったか、相撲界。「八百長疑惑 勝敗はメール通り」。昔から囁かれていた相撲の八百長。大関陥落か、幕内陥落か、十両陥落か・・・ともなれば、「勝ち」を買い、「負け」を売ることは十分に考えられることだ1番勝負でない15番勝負が故の「からくり」。相撲は国技で重要な文化である。徹底究明が望まれよう国会では「税と社会保障」、「公務員人件費2割削減」・・・・・などの重要な問題が審理されようとしている矢先の「とんだ水入り」な疲れる事件だ。2月2日。

●きょうは休み。久方ぶりに綾の「ほんものセンター」へ出かけた。昼過ぎということもあってか駐車場は半分以上空いており、買い物客もまばらであった。野菜の品数、量ともに少なくないように思われたが・・・。レジのスタッフに「昼過ぎると御客が少ないのですか」と訊ねるに、「火山灰で露地物が入らないので・・・」との応えであった。市内に比べてかなりの量の降灰で、ビニールハウスの上では噴霧器を使って灰を吹き飛ばす作業も見られた。宮崎のトリプル・パンチ災害(口蹄疫・鳥フル・新燃岳噴火)は深刻化しつつある。昨夜プロ野球関係者に「ニシタチ」で出会った。降灰がひどくなれば、選手の健康や観光面でキャンプへの影響も必至だ。本当に深刻だ写真有。2月2日。

●「サッカーのアジア大会」。未明の決勝戦をテレビ観戦した「呑んベー」も多いようだ。珍しく、居酒屋でのサッカー論議に花が咲いている2年くらいまでのジャパンは小野か中田か中村俊輔がゴール前に縦パスでボールを上げ、それをねじ込むというワンパターンのサッカーであった。このところのジャパンは、個人技の向上が顕著であるとともに、数センチと狂わない精巧なパス回しで前線に攻め込み、相手のディフェンスを崩してシュートする。チームプレーに徹することが、個人技を向上させ、フレキシブル・フォーメーションを生んでいるのだろう。それに比べ、プロ野球は動きが単純な分、その人気はスター選手に頼らざるを得ない厳しい状況だ。小生のサッカー解説も満更でもないか早、もう如月。2月1日。

コーヒーもハンバーガーも・・・、ヨーロッパとアメリカ、日本・・・・・など、その国の人の「」や「文化」に合わせた「原材料」を選択し、「」や「サイズ」も変える。これは今や「世界の常識」である。車や家電のように「日の丸ブランド」が「世界の標準」と驕り、他国の文化を無視した「押し付け」商売であったら、「日本沈没」への自滅行為だ。1月31日。

●アメリカのコンサルティング会社インターブランドが発表した世界の企業ランキング(2010年)。トヨタが前年の8位から11位へ、ホンダが18位から20位へ、キャノンが前年と同じ33位ソニーが29位から34位へと軒並み下降。また日経BSコンサルタントが中国で行ったブランドイメージ調査でも北京ではソニーの54位が、上海ではキャノンの34位が最高だったという。一方、GMはじめアメリカのブランド力には衰えがないとのことだ。トヨタは高性能車だが、高級車ではない。どの国でも売れるようなモデルだから、面白みがない。家電も多様な機能をぎゅう詰めで鮨詰め状態だから、値も張るし、使い勝手が悪い。故障でもしようものなら、直せないときているから質が悪いのだつづく。1月31日。

●チュニジア(チュニジア共和国)に次ぐエジプト(エジプト・アラブ共和国)の反政府デモ。チュニジアは人口が10,271,000人(世界81位)でGDPが43.52・10億ドル(世界75位)で、エジプトは人口82,999,000人(世界14位)でGDPが187.95・10億ドル(世界43位)である。日本と比べたら貧困だ。インターネットと携帯の世界的普及で自由運動が革命へと拡大しつつある。中国も北朝鮮もミャンマー・・・・・も例外ではあるまい。1月30日。

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