●グレーな金銭を断固として認めない大物政治家。プリンス政治家で、次期首相の筆頭候補であった外相は予算委員会であっさりと違法献金を認める。前原外相が菅総理を継いでの「解散・総選挙」のシナリオが消えた。検察審査会によって強制起訴中で、頑(かたく)なに「無実」を主張する一兵卒・小沢氏との姿勢が対照的過ぎる。現職の外相が公の場で何の躊躇(ためら)いもなく「違法」を認める。子供の教育にも悪いな。「大臣が違法行為をしても咎(とが)められないの? それも知っていての犯行だから質が悪いよな」と言われるのは目に見えている。3月5日。
●今週の日本をダメにしているニュース報道・ワースト5。1位は「海老蔵暴行事件」。もう飽きに飽きて、目(め)る力を失った。2位は「大相撲八百長事件」。全部ばらしたら壊滅。最初の対応がまずかった。過去の八百長を認め、今後は「ガチンコ」に徹すると宣言すべきだった。泥沼の長期戦だ。3位は「蓮舫の規制緩和仕分け」。パフォーマンスの仕分けはもう結構で、御免を蒙る。事業仕分けの失敗は、逆に認めたことになった。仕分けは止めて、法案の国会議決で終わり。4位は「前原・野田・連舫各大臣の政治献金記載ミス」。記載ミスとして返却すればお終い? 金額は大小あれ、やっている事は同じで、額は器の違い? 5位は「京大入試ネット投稿問題」。カンニングは誰もの人生に付きもの。問題は正解率の高いツールを利用し、それを許したこと。情報ジャーナリストなどの専門家がその手法を解明できないことは興味深い。正々堂々行ったとしたら、試験監督に責任が及んで当たり前。もっと議論、報道することはあるだろうに。3月4日。
●テレワーク(=telework、在宅勤務)について、今夜のWBC(ワールドビジネスサテライト)で放送していた。最近では週一回だけ出社の企業もあるとのこと。パソコンやカメラ、マイクなど情報通信機器の進歩がそれを可能にしている。ワークライフバランス(仕事と生活のバランス)で、空いた通勤時間を育児や家庭菜園等の趣味に費やすなど利点が多い。借店舗などの経費削減も侮れず、国際競争に勝ち残るには必須のようだ。小生も以前から考えていたが、CP(cost performance=費用対効果)で設備投資する価値が有りそうだ。3月3日。
●東北地方の受験生が特定されたそうな。国会の予算委員会・委員長が委員会室で携帯を操作するわ、天皇陛下の御前で携帯の着信音を鳴らすわの衆議院議員もいた。彼らにも「携帯絶信ボックス」を机上に置いてもらおう。国会議員がこのレベルだから、若者のモラルも堕ちたものだ。そうは言っても、この受験生の非凡なる特殊脳力を活用できないものか。ウィキリークスの創設者は学校も碌(ろく)に行っていないというではないか。ものは考えようというか、使い道が重要と言う事だ。3月2日。
●大学入試の「ヤフー知恵袋」問題。早速、各大学が対策に乗り出した。携帯の電源を切って、机の片隅に置くというものだ。一層の事、「携帯絶信ボックス」なる物を業者に開発してもらい、それを個人で用意する。如何なる電波も絶縁し得る。複数の携帯を持ち込む不届き者は金属探知機か、教室内に電波探知機を設けるか。つづく。3月2日。
●ママチャリに乗りだして10日になる。今日の昼の「ドライブ」は月見ケ丘を越えて源藤へ。帰路は赤江食堂→農業高校→赤江中学校を廻る。月見ケ丘の登りは自転車から降りることも立ち漕ぎすることもなかったから、最近の運動でかなりの筋力が付いたのだ。車を運転する時、昔から思う事だが、平坦過ぎるくらいに路面が整えてある。それに比べたら、歩道はでこぼこで、工事した時期の違いなのか明らかな段差も至る所にある。特に源藤から中村・木崎線(通称青島街道)迄が最悪だ。車道と歩道の境にある側溝の金属製蓋も意外に大きくて、かつスリッピーだ。城ケ崎・清武線のマスミヤとセブンイレブンの中間点の歩道の真ん中に、大きめの電柱が立っているのは危険極まりない。車道と自転車道、それに歩道の3つが区別されて文字が書かれている区間もあるが、わずかな一部に過ぎない。道路交通法では、多くの場合、自転車は車道を運転しなければならないが、この界隈は恐怖で車道なんかとても乗れない。県議会も市議会も選挙が真近だ。立候補者のマニフェストも身近な問題に及んでもらいたい。3月1日。
●京大入試ネット投稿問題。25日の数学のテストで「aicezuki」なる人物から計6回の投稿が有り、回答は計9回あった。26日の英語でも同じ人物からの2回の投稿とそれに対する6回の回答が寄せられた事件だ。小生も山口大学と宮崎大学で試験監督を仰せつかった経験があるが、当時は携帯そのものが存在していなかった。これだけ携帯が普及し、性能や機能も進歩しているのに、試験会場に携帯の持ち込みが許されていたとは信じ難い。一時預かりなど何らかの処置があるはずだ。文科省の責任は免れまい、深刻な問題だ。外国では疾うに実施されていること(携帯持込禁止・金属探知機・妨害電波)が、事件が発生しなければ動かない役人天国。「事無かれ主義」とは決別して時代の流れを先取りすべし。「いくぜCIA」はどんな人物なのか。2月28日。
●ウナギの卵が孵化して2~3日の仔魚はレプトセファルス=葉形幼生と呼ばれ、海中のデトリタスを食す。養殖では、孵化初期の仔魚はサメの卵黄を原料とする特殊な飼料を要するため、高価過ぎて商業ベースに乗らない。2010年、水産総合研究センターが完全養殖に成功し、孵化率も75%に達したと報じているから、命の有るうちに「完全養殖鰻重」が食えるかもしれない。2月27日。
●ウナギ卵の採取はつい最近ではなかった。2009年5月22日未明だ。場所は「マリアナ海嶺の南端近くの水深約160メートル、水温が摂氏約26度の海域で、卵の直径約1.6ミリメートル・・・・・、卵は水深約200メートルで生まれ、約30時間かけてこの深さまで上がりながら孵化することも判明した。」(Wikipedia)。ウナギの産卵時季は、従来から考えられていた冬ではなく、6~7月の新月の日に一斉に行われるという説が有力とのこと。つづく。2月27日。
●つい最近マリアナ諸島沖でウナギの卵が採取された。先週、近場の居酒屋でシラスウナギ漁をしている人と話した。近年はシラスの資源量が激減しているので不漁だ。6匹で1グラム、1キログラムだと6000匹で、値段は1キログラムで80万円と言っていた。成長して「土用の丑の日」の鰻重が2000円とした時、1キロのシラスが1200万円という計算だ。居酒屋通いもくだを巻くばかりではなく、こういう勉強になる話もあるのだ。採卵した塚本教授によると、仔魚が採取される海域が南下する傾向にあり、これがシラス資源量の激減に関与しているらしい。写真有。つづく。2月27日。