●片道2億9000万kmもある「イトカワ」まで飛んで帰還した「はやぶさ」を開発した先進技術国。。それが、「危険レベル5」の原発へ、ヘリコプターや消防の放水車で冷却用水を撒いてる。例えば、無人で注水ポンプ口を設置できるようなラジコンかロボットが無いとは驚きだ。官邸(総理・官房長官)も、政府も、東京電力も、保安院も、皆が怠慢極まりなく、平和ボケしているのだ。3月19日。
●季節は正直者だ。18日の夜はいつもの「一八」で気分転換だ。3日連夜の時間外診療で、咽喉もとの粘液が涸れた。キリッと「生」で潤さないと、明日からの覇気が消沈しそうだ。カウンターの水槽には、この夜も「白魚」が金属のザル(しょうけ=塩受けからの転で、奥豊後の方言とのこと。田舎の神門でもそう言う。)の中で、焼酎くれの咽喉を越されるのを、遊泳しながら待っているではないか。先週に次いで2回目の「旬な白魚」だ。去年のほぼ同じ週の「親仁ギャグ」にも白魚君が登場しているから、やはり季節は正直だ。「一八」では「天然シマアジのなめろう」もオーダーで戴いた。満足な宵と酔いであった。写真有。3月19日。
●英外務省は東京及び東京以北に住む英国人に退避を検討する勧告。ロシア外務省は日本からの一時退避を決定。米政府は福島第一原発から約80km圏外への退避勧告。仏やポルトガルも日本から出国するか東京からの退避を求め、伊も出国を勧告。オーストリア、スイス、オランダ、オーストラリア、バングラデシュ、台湾、ベルギー・・・とつづく。仏やベルギーは、出国する国民に対して軍用機などを派遣し、伊も飛行機の増便を検討。これが現実だ。残念だが、事態が好転しているようには見えない。官邸は後手後手スパイラルに嵌っていないか。3月17日。
●3月11日の宮崎日日新聞一面の「39万頭 7日で処分想定 獣医 連日500人必要 県で対応不可能」の見出し。都城市で口蹄疫が蔓延した場合の「机上演習」で分かったことらしい。県内の派遣可能な獣医師が150人に限られるとのこと。昨年の口蹄疫罹患牛・豚の殺処分では、不慣れなため、技術面でかなり手こずった話をよく耳にした。獣医師は殺処分や安楽死を学ぶために獣医学を修めたものではない。ここは法律を変えて、獣医師以外でも殺処分が可能とすべきである。行政は正しく机上の計算が好きとみえ、現実にそぐわない施策しか考えつかない。財務官僚は机上の電卓ひとつで増税率を決めている。例えば、相続税もいつの間にやら上げられた。生命保険にも課税される。われわれ事業主が算盤を弾くのと違って、彼らの算盤(電卓)では自身の腹が痛むことはない。3月17日。
●獣医学科や獣医学部の入学定員は大学によって異なり、宮崎大学は30人である。1割前後は多めに合格させるから、通常は32~35名が入学する。2人程度は、途中から医学部などに転向する学生がいるようであるが、今年のように受験生が26人というのは異例のことだ。入学者の3人に2人しか獣医師免許を取得できなかったことは、伝統ある宮崎大学にとって忌々しき大問題だ。国内唯一の口蹄疫発生と国内最高戸数の鳥インフルエンザ発生県下で学んだ獣医学生達であるのに、この体たらくぶりである。獣医学生としての自覚はもとより、教育環境の早急な改善が求められよう。3月17日。
●どうした宮崎大学獣医学科。16日、例年より約1週間早く、獣医師国家試験の合格者が発表された。新卒者1072人の合格率は90.8%。既卒者197人のそれは38.1%。宮崎大学獣医学科は新卒者26人中5人が不合格で、合格率は80.8%であった。これは国公立大学11校と私立大学5校の中で最悪。最高は東京大学の97%(33人中32人合格)で、80%台の低い合格率であった大学は、岐阜大学の83.9%(31人中26人合格)、東京農工大学の85.7%(42人中36人合格)、麻布大学の87.2%(164人中143人合格)、日本大学の87.9%(141人中124人合格)であり、その他の大学の合格率は軒並み90%を超えている。つづく。3月17日。
●被災者への食料供給はどうなっているのだ。地域によっては、「野良犬のように、薙倒された瓦礫の中から食物を拾って食っている」とか、「暖房器具や毛布なども瓦礫の中から探して利用している」という。空から救援物資を投下するなど、救援はどれほど行われているのか、国は何をやっているのか、情報が少ない。菅ダフィは、原発事故に振り回されているようで、多角的思考回路が断線しているようだ。自分の政党もまとめられない菅ダフィに、激震列島を復興させる力量が到底あるとは思えない。それにしても、東北の人は辛抱強い。3月15日。
●日本のテレビ各局の報道はどこも同じような内容だ。一局でも、例えば、安否確認のため、避難所にいる被災人の映像を流すなどの配慮を考えたらどうであろうか。今回分かったことに、NHKは不要であるという事もある。外国の放送だと「リビア情勢」も知ることができる。3月13日。
●ケーブルテレビ・ch257の「BBC WORLD NEWS」を見るべし。「福島第一原発の政府情報は果たして正しいのか、偽った報道ではないのか、政府は事態を正確に理解しているのか」、「原発の耐震性能に偽りはないのか」・・・・・。かなり手厳しい。外国の報道機関から見た「史上最大の大地震」が分かる。外国の救援隊の到着や国内ではあまり放映されない映像、赤十字などの活動などなど、も見れる。つづく。3月13日。