●今日は、この度の獣医師国家試験に合格した藤崎獣医師が挨拶に来てくれた。彼女は宮崎市出身で、大学は山口大学。学生の時、帰省中に当院でアルバイトをしていたのが、就職のきっかけである。早々の自己紹介に期待あれ。写真有。3月26日。
●23日、「第83回選抜高校野球」が開幕した。大震災後12日目だが、やはり球児のプレーからは勇気と希望をもらえる。夏の甲子園は1915年(大正4年)に始まり、春の大会は1924年(大正13年)が第1回である。その間大会が中止されたのは、夏が1918年(大正7年)の第4回大会と1941年(昭和16年)から5年連続の計6回で、春は1942年(昭和17年)から5年連続で1946年(昭和21年)までの計5回のみである。言わずもがな、第一次世界大戦と太平洋戦争のためである。1923年(大正12年9月1日)の関東大震災時も、1995年(平成7年1月17日)の阪神・淡路大震災の時も開催された。東北高校はじめ被災した県の高校の活躍を祈ろう。3月24日。
●東京都知事選で政権与党からの出馬がない。都民や国民に背を向けた「投げ出し与党」だ。これを震災の所為にするなら「馬鹿丸出し党」で、総理は震菅そのものだ。原発が解決した後の、本格的な復興前には「信」を問わないと、国がいよいよ危うい。3月24日。
●セ・リーグの開幕日はいつか。日本野球機構(NPB)と選手会の対立。25日開催が、震災でわずか4日しか延びない29日。一方のパ・リーグは4月12日の開幕が決定している。国(文科省・経産省・蓮舫相)は、4月中の東北電力・東京電力管内でのナイター開催の自粛を求めた。東京ドームでのナイター1試合に費やす電気は、一般家庭の1日消費電気量の4000世帯分に相当するらしい。忌中は49日であるが、道徳的にも最低1ヶ月間は喪に服すことが人間(選手)の感情であろうか。どうも、ジャイアンツのドン・渡辺恒雄(ナベツネ)の意向が影にありそうだ。被災での死亡者に対する畏敬の念の欠如と計画停電を完全無視した強硬な経営陣。これこそ”我欲”でなくてなんであろう。3月22日。
●きょうは「彼岸の中日」。春分の日だ。「東日本大震災、東北地方太平洋沖地震、東北・関東大地震」。震災の正式な命名どころではない混乱ぶり。福島第一原発事故が、被災者救出を妨げ、買占めとガソリン不足を生み、支援物資の供給遅延を招き、仮設住宅の設置などの復興の足がかりに大ブレーキをかけている。10日前の3月11日3時過ぎ、診療の合間に見た名取川を遡り、それに追随するように両岸の田畑と住居、逃げる車を片っ端にのみ込む津波の生中継。ヘリコプターからの映像だ。日向灘に津波が到達する予想時刻は5時10分頃と言うので、5時前に病院を閉めて、南バイパスの高台に45分間避難した。あの映像を見せられたら、逃げるしかないと思った。ただただ、黙祷。3月21日。
●18日明らかになった、谷垣自民党総裁への電話1本での「副総理兼震災復興担当相」打診。もちろん、拒否される。政治センスの無さが輪をかけて酷くなってきた。3月20日。
●シロウオとシラウオは素魚と白魚。前者(素魚)はスズキ目ハゼ科シロウオ属で、後者(シラウオ)はサケ目シラウオ科シラウオ属で異種である。どちらも踊り食いや佃煮、すまし汁、かき揚げなどで食す。寿命はともに約1年で、成魚の大きさはシロウオが全長6cm、シラウオが全長10cm。両者を見わけるには、「脂鰭」が有るのがシラウオで、無いのがシロウオ、上から見た頭の形が尖っているのがシラウオで、丸いのがシロウオである。が、実際は地方によって混称されているのだ。3月20日。