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今週の親仁ギャグ・2012年11月11日(日)~11月17日(土)

教育続編。韓国の受験戦争は「警官も出動態勢」の国家事業的風物詩。韓国とそのお隣の中国の学歴社会は甚だしいらしい。日本はと言えば、大学を卒業していなくても大臣にもなれれば、直木賞も芥川賞の受賞も、上場の会社社長だって夢ではない。実力と識見があって、誠実性を持ち合わせ、欲を言えば人格も素晴らしければ、学歴なんて二の次である。○大卒業の外科医だって不器用で手術が下手ならば相手にされない。人間の能力や技能の評価は実力本位である。だから、勉強が嫌いな人間が無理に大学に行くこともない。大工も極めれば宮大工の棟梁になれるし、将棋だって棋聖ともなれば大学何ぞは無縁だ。野球だってサッカーだって画家だって、国民栄誉賞もあれば文化勲章もある。農業だって誰でも極められるものではない。次から次に大学を作って「百人皆が大学」なんて国策はナンセンスだ。机上の学問なんて糞喰らえで、汗をかいて体で覚える技の修得を嘲笑って軽蔑しているような国は発展しない。ところでこのところの解散騒動で真紀子節はどこかへ封印されたようだ。一部の学校法人何ぞ税金詐欺まがいな運営で妖しいものだ。一円でも税金が使われている法人への経理の厳格な調査は必須だ。教官の業績調査も徹底すべきである。然れども、勤勉と道徳は基本だ。11月17日。

●回転寿司続編。天麩羅の揚げたてに限らず鮨も握りたてをポイと頬張るのが流儀。回転寿司を考案・発明したのは大阪の立ち喰い寿司店経営者である「元禄寿司」の白石義明氏。ビールのベルトコンベアをヒントにした。1958年のことだ。時代と共に回転寿司の形態も変遷し、機械握りの全国チェーン「○○ロ○」に場立ちの職人はいない。衛生面と寿司の乾燥を配慮した蓋付きの皿が回る。10年後の回転寿司屋はどう進化していることか。デフレの先陣を切るようでは商売人として情けない。11月16日。

最近の回転すし事情。カウンターに陣取り周りの客人を観察するに、誰一人として回っている皿に手を伸ばす人はいない。小学生も一丁前に寿司職人(板前)に「○○○」なんてオーダーしている。皆が右へ倣えであるから、回転皿は空回りの状態でネタ(寿しタネ)も舎利(酢飯)も乾涸びている。そこで昨日出向いた回転すしでの珍事。四方から声が掛かるのに4人もいる職人の手が動いていない。同行の愚妻が青いセルロイド製様の舎利箱に中身が無いのに気付く。慌てふためいて奥の厨房を気にしている。ようやく舎利が奥から送られると付け(漬け)場の職人が団扇でそれをフル回転で煽ぎ始めた。寿司屋で、客のいちばん多い時間帯に舎利がなぜか間にあっていない。親仁が「シャリ(洒落)にならない。」と言うと、肩越しに別の親仁が「シャリ アップ(shut up)」、とも「舎利アップ(舎利が来た)」の応え。これが本当のシャリ(洒落)な話。昔の回転寿司の回るスピードは速かった気がするがこれも歳の所為か。皆が上品になったが、威勢と粋のよさは廃れた。11月15日。

●「太陽の塔」というから「芸術は爆発だ」の岡本太郎(1911-1996)の何かの記念日かと思ったら、石原慎太郎前都知事の「太陽の党」の除幕式(御披露目)であった。「太陽の党の季節」がやってくるのやら未知の力量だが、政治が爆発してもらっては困る。11月14日。

●総理の「伝家の宝刀」である解散との引き換えに選挙制度改革を挙げたが、そうまでしないと改革できない政治屋の烏合の衆こそが大問題だ。泥鰌もどうせならもっと条件を付けたら政治や行政改革が一挙に進んだかもな。党首討論での解散日の特定はまさに虚を衝いたようで、最初は安倍総裁も良く理解していなかったような応酬であった。剛腕に至ってはマニフェスト不履行の追及と少数政党を無視した国会運営への苦言であって、これまた泥鰌の解散日明言を聴き流したかのような演説。それだけ「虚を衝いた」、目には泪を浮かべての大一番であった。11月14日。

「特例公債法案成立」と「0増5減法案成立」(国会議員定数の1割削減の次回通常国会成立の確約とそれまでの議員歳費の2割削減が担保)で衆議院解散が11月16日で決着か。党首討論での進展。15時50分公明党の山口代表は呑んだが、自民党も直ぐに承諾できる内容だろう。11月14日。

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