●本日6月22日、三保ノ松原を含めた「富士山」が世界遺産に正式登録された。文化遺産として13番目、自然遺産を含む全体で17番目だ。1.法隆寺地域の仏教建造物(1993年12月)、2.姫路城1993年12月)、3.古都京都の文化財(1994年12月)、4.白川郷・五箇山の合掌造り集落(1995年12月)、5.原爆ドーム(1996年12月)、6.厳島神社(1996年12月)、7.古都奈良の文化財(1998年12月)、8.日光の社寺(1999年12月)、9.琉球王国のグスク及び関連遺産群(2000年12月)、10.紀伊山地の霊場と参詣道 (2004年7月)、11.石見銀山遺跡とその文化的景観(2007年6月)、12.平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 (2011年6月)、13.富士山-信仰の対象と芸術の源泉(2013年6月)(1~13は文化遺産)、14.屋久島 (1993年12月)、15.白神山地(1993年12月)、16.知床(2005年7月)、17.小笠原諸島(2011年6月)(14~17は自然遺産)。親仁が行ったことのあるところは、哀しいかな富士山(2回だが登頂は無し)と知床のみ。50代で制覇しなければ60(歳)になってからでは足腰(膝)が笑い、歯が立つまい。よ~し、残りの50代の目標にしよう。6月22日。
●野暮用で福岡へ。今回は25年ぶりに北九州で1泊。15年以上も前に研修医として修行していた「ジョジュウイ」らと会食。小倉駅周辺の夜景をホテルのラウンジから望観してカクテルを痛飲。店は数週間前から予約していたが、なにせ毎度の強行スケジュールのため街中散策とは程遠かったが、愉しい有意義な時間であった。先週の「年金の極めて当然論」ではないが、この国がわれわれ善良な市民の面倒を親身になって看てくれるという妄想は絵空事の何ものでもないから、老い耄れる前に余命をエンジョイしなくては国の奴隷で働き蜂で死んで行くまでだ。憤憤。6月21日。
●6月16日「みやにち」1面の「憲法アンケート 知事賛否示さず」の知事に疑問符。「ついでながら、政治におけるまるっきりの現実主義者は二流以下の政治家にすぎず、政治家というよりも商人であるにすぎない。政治家がどのような理想をもっているかにおいて人物の品質がきまるのだが、しかし政治が現実からはなれて存在しない以上、理想の比重が重すぎる人物は、結局は、単なる願望者か、詩人か、それとも現状否定のヒステリー的な狂躁者になりがちである。」(坂の上の雲三pp89~90・司馬遼太郎・文春文庫)。憲法論議は国家の理想を語るに十二分に堪えうる、国家成立の礎のテーマである。県知事は選挙で選ばれた政治家である。「どちらでもない」の三連発。どこかの現首長やどこかの前知事で現衆議院議員のような劇場型の狂躁政治家も困るが、「理想をもたない、自らの理想国家論を微塵も語れない政治家」も救いようがない。どうしたものだ、どうしたものか。「天下り知事」の謗りを免れない県民愚弄の確信犯だ。つづく。6月16日。