●集団的自衛権行使の容認論議が煮詰まらない。日本の国土と領海内でアメリカ艦船が攻撃されたケースでは、日本への直接攻撃とみなして「個別的自衛権」が適応でき、自衛隊が敵艦船と交戦可能という解釈・・・。安倍晋三首相の思考(目論み)には「地理的判断はなく」、国益にかなうならば地球の裏側でも銃撃戦を展開する・・・という。「(サイバー攻撃などを例に)かつてのような地理的概念はなくなっている。国境を越えている。」「(今年1月のアルジェリア人質事件に触れ)さまざまな場所でテロは発生する。地理的概念で地球の裏側という考え方はしない。国民の生命、財産、国益に密着するかどうかとの観点で検討する」と、24日夜(日本時間25日午前)、ニューヨークでぶち上げた。例によって、アメリカ本土でのリップサービスか知らぬが、地球の裏側まで出向いて機銃をぶちっ放すようじゃ、どこが国益なのか????? アルジェリアの事件も、言わば日本企業が独自勝に外国の土地(財産)を掘削して商売をしていただけのことであって、人質に囚われたからといって(アルジェリア政府を無視して)他国に軍隊を派遣するのは如何なものか。先ず、同様な事件が日本国内で起こり、人質の国籍の軍隊がわが国にやって来て勝手に武器を使用したら、そりゃ、ないだろう。「日本国民の生命を守る」最良最善の方策は「戦争をしない」ことだ。どこから見ても首相の思考回路は「面舵」(右寄り)だ。まだまだ議論が足りぬ。野党は何をしてるのだ。「野望なき野合」で「新党旗揚げ」しかないだろうに。9月26日。
●車両の軽量化や性能向上で、28年前に見直された補修基準で5mm狭くなったのを「失念」して旧基準のまま適応していたという。5mmという数字は、大型の旧機関車がカーブを曲がり難かったための「幅」という。今回の異常は許容されている基準値の約2倍の37mmの拡大という。40mmで脱線するというからギリギリの「線」だ。「ルールなきレール」の「終着駅の見えない脱線」会社と言えよう。9月26日。
●JR北海道のレール異常放置の件、これってどこの国の話??? ドラマ嫌いの親仁もこの数十年ではじめて凝った「半沢直樹」。最終回もビデオで今日、見た。香川照之扮する常務は取締役へ降格し、堺雅人扮する次長は関連証券会社への出向で左遷。重役をクビにすると他行に利用されるやも知れぬし、仕事のでき過ぎる若手を飛び級で取締役にすれば「取締役会・仲良しクラブの和」を乱しかねない。JR北海道はトンネル火災事件で前社長が自殺した。現社長の会見は、他人事のようにポカンとした顔容。新体制は何の社内改革をしてきたのであろうか。下意上達、上意下達は会社の基本。厳冬の凍土や豪雪でメンテに多大の金が費やされ、レールなどインフラの耐用年数が南に比べて短かいのは分るが、人命に著しく影響するようであってはならない。「半沢直樹」にみる日本企業の体制体質が今後通用するのか、一考するべし。社長の「失念していた」は「失礼極まりなし」・・・冗談だろう・・・阿保とはあんた等のことだ。9月23日。