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今週のつぶやき親仁・2021年1月10日(日)~1月16日(土)

●「二兎を追う者は一兎をも得ず・その3
▲宮崎市の市長が年始に霧島の温泉ホテルに1泊の家族旅行をしていました。2日の午後から3日の午前にかけてのことです。家族は6人です。ほかにも県議1人と市議1人ともホテル内の温泉や自室で会ったとのことです。市長は「やましい行動とは思わない」との強気のコメントですが、果たして議員2人と温泉に浸かりながら、一献もしなかったのか・・・・・・ふつうに考えればそれこそ怪しい行動でしょう。議員2名ともたまさかに温泉ホテルで遭遇したのでしょうか。
▲2日と言えば市内外で新型コロナ感染者数が増えていた時です。ガースーさんも百合子さんも県知事も帰省や旅行自粛を大々的に、声音を大にして唱えていた真最中の時です。
▲ガースーさんの銀座ステーキ事件以降の「首相動静」を見ても、バッシングされると直ちに引籠っておられるようです。宮崎の「知事の動き」も同様で、公務が終了すると知事公舎へ直行でご帰宅のようです。
▲市長も県知事も人間ですからたまにはニシタチへの寄り道をしてみたいことでしょう。ソーシャルディスタンスをおとりになって、飲食の時はマスクを外し、会話の時は着ける・・・・・・これを繰り返せばコロナ感染の可能性は大きく下がるのですから、首長自ら範を示して飲食なされば、県や市の職員もニシタチにたまには出向ける機運となりましょう。そのパフォーマンスは最初の時だけで、その企画自体、今はどうなっているのでしょうか。
▲言動不一致が問題であって、今回の市長の温泉ツアーも、それまで飲食の仕方の模範を示して飲食店を利用してもらっていれば、違和感も抗議の気持ちもいくぶんは和らぐというものでしょう。
▲アミュプラザのオープンセレモニーやその前の神武祭にかこつけた高千穂通のホコ天イベントも県や市、そしてマスコミ挙げての大々的宣伝・・・・・・アミュプラザとて1企業にすぎませんし、このコロナ禍のなか、率先して密な客集めに奔走していたではありませんか。
▲2月に入ればプロ野球をはじめ春の「キャンプイン」が始まります。ソフトバンクは生目のアイビースタジアムの収容人数について、1日の3000人を上限とすることを表明しました。
▲今回の県独自の非常事態宣言の発出も、医療逼迫が第一義であろうことは理解できますが、その裏にこのキャンプインが潜んでいることは誰の目にも明らかでしょう。今コロナ感染拡大を収めておかないとプロ野球のキャンプインによる経済効果に莫大な損失を被るとの判断でしょう。
▲「二兎を追う者は一兎をも得ず」・・・・・・プロ野球キャンプの県内経済への恩恵は100億円、それ以上ともいわれています。今回の知事の決断の背景に地方経済会からのプッシングがあるのは分からないわけではありませんが、首長たる者、もっと一貫性がなくちゃ説得力がなくなります。
1月11日。

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