●安倍ちゃんのアメリカ議会演説。なんで新藤義孝氏が出場するのか・・・違和感あり。新藤氏は閣僚経験のある現国会議員で母方の祖父が硫黄島守備隊最高指揮官の栗林忠道(1891~1945)陸軍大将である。演説内容はアメリカ媚び過ぎで中国やロシアへの敵対意向を過剰強調・・・やはり危険だな。4月30日。
●岸信介ほどの逸材政治家を戦犯で葬るよりもGHQの傀儡化しようとした・・・との評論がある。あの「細菌化学兵器」(ペスト・チフス・パラチフス・コレラ・赤痢・炭ソ菌などの細菌)を作り中国人やモンゴル人で人体実験をしたという「七三一部隊」(関東軍防疫給水部長=第731部隊)の部隊長、京都帝国大学医学部卒の石井四郎(1892~1959)陸軍中将は戦後、訴追されることなく・・・ばかりか、その方面の研究でGHQの研究施設で働いたという。その時代、そういうこともありだったじだいなのだ。ついでだが、この種の話はいくつかある・・・沢山あるのかもしれないが・・・。同じ「七三一」で石井の右腕とされた内藤良一は製薬会社「ミドリ十字」を興した。そのほか「なんじゃそりゃ」というようなハットトリック的護身術を発揮して戦犯を逃れた人間もいますね・・・いずれまた紹介しましょう。云わずと知れたことだが、戦争を始めた内閣(もちろん東条内閣)(A級戦犯は戦争を起した責任)の閣僚が無罪放免でなく処刑されていたら、今の安倍晋三はこの世に存在しない。つづく。4月29日。
●東京裁判、正式には『極東国際軍事裁判』。今日は何の日か・・・昭和天皇の誕生日ですが・・・この東京裁判でA級戦犯28人が起訴された日ですね。1946年、昭和21年のことですね。そして裁判の審理が開始されたのが1946年(昭和21年)5月3日ですが・・・翌昭和22年のこの日に新憲法が施行されたんですね。そして、今の明仁天皇の誕生日にA級戦犯7人が絞首刑にされたんですね。安倍ちゃんの爺さん、(東条内閣で商工大臣でA級戦犯で逮捕され3年半拘留された)岸信介元総理はその翌日の昭和23年12月24日に(起訴されることなく)保釈(無罪放免)されたんですが・・・その理由は「即時停戦講和を求めて東条内閣を閣内不一致で倒閣した最大の功労者であること」なんですね。その後も岸信介は(GHQの傀儡とは言わないまでも)GHQから(資金を含めて)援助を受けていたんですね。要は、岸信介元総理はGHQ(アメリカ)の恩義を受けていたということなんですが・・・その恩義を今回の訪米(日米ガイドライン改定・集団的自衛権行使・自衛隊の地球規模での米軍支援など)で返そうとしているのか・・・。つづく。4月29日。
●やはり安倍ちゃんの横暴がワシントンで実戦配備されたな。オバマは俳句の披露で、安倍ちゃんはダイアナ・ロスの歌詞引用で「蜜月」をアピール。戦後の新憲法にGHQが深く関与したことは疑いが無いことだ。その9条は日本が戦争をできないようにした条文と言っていい。憲法9条を改正しなければ集団的自衛権も行使できない。改正には国会議員の3分の2の賛同と国民投票での半数獲得という高ハードルの必要条件がついている。GHQは日本が二度と戦争をしない・・・というよりは出来ないような簡潔だが厳しい内容とした。その後の朝鮮戦争では軍事物資やその輸送、(一部で義勇兵があったともいわれるが・・・少なくとも旧日本軍人が米軍戦闘機に乗った?)その他で米国軍を支援した。だが、憲法9条をして公式に戦地に入り銃撃を交えることはなかった。安倍ちゃんが首相になるや、憲法も何もへったくれもなくなった。連休明けには国会で激論されようが、最も媚びる人種でないような人物がホワイトハウスで猫なで声を発した。「ダイアナ・ロス」で「ダイジナモノ・ロス」。つづく。4月29日。
●上杉家の承継。吉良(上野介)義央(きらこうずけのすけよしなか・1641~1703・清和源氏)は忠臣蔵討ち入りで赤穂浅野家の家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ)に仇討された・・・1703年1月31日の事件。黒田長貞(ながさだ・1695~1754・筑前国秋月藩第4代藩主)。秋月種美(あきづきたねみつ・1718~1787・日向高鍋藩第6代藩主)。当時は参勤交代の時代だから妻子は江戸住い。良家の才媛(才媛兼備)が江戸に集結していたということか。徳川六十余州のDNAが交雑して良かれ悪しかれ江戸人の多様性が創造されたということか。つづく。4月29日。
●豊島区の公園で放射能線源ステンレスカプセルが地中に埋められていた事件(?)。ガイガーカウンターを所有する親仁が3年前の2012年2月にブログってますから読んで見て下され。●ガイガ―カウンターが感知する放射線はアルファ(α)線・ベータ(β)線・ガンマ(γ)線・X線である。人間は宇宙線・地殻や建材・体内の自然放射線核種(カリウム40、炭素14)・空気中のラドンなどの自然放射線から年間2.4ミリシーベルト被曝している。成田-ニューヨーク間の往復のフライトでは0.2ミリシーベルト、国際宇宙ステーションでは1日当り1ミリシーベルト被曝する。α線は陽子2個と中性子2個からなるヘリウム原子核で、微量のトリウムを含有させて、イオン化により炎を安定化しているキャンプ用のランタンがある。ガイガ―カウンターを納品に来た業者も「ランタンマントル」をホームセンターで買って持参した。ガイガ―カウンターをランタンマントルに向けると「ピーピー」喧しい。α線は紙1枚も通過しないので、誤飲しない限り人体に影響はないが、電離作用は強いため内部被曝には注意を要する。β線はベータ崩壊により発生した電子であり、透過力はα線よりも強いが薄い金属板で遮蔽が可能である。電離作用は弱い。γ線とX線は原子核が崩壊した時の電磁波で、両者の波長領域の一部が重なっていることから、その区別は波長ではなく発生機構によるものである。γ線とX線は物質を透過する力が大きいため、鉛板やコンクリートなどでの遮蔽が必要である。電離作用はα線やβ線に比べ弱い。2月8日。当時、ホームセンターで「ランタンマントル」を買った親仁もカウンターを当てて目茶苦茶反応音がしたことを思い出していますが・・・α線は皮膚を通過しないので安全です・・・が、ラジウム温泉で湯気や湯水を飲み込むのは止めた方がよいかもしれんですね・・・事件なら犯人を捕え真実を追求すべきですが・・・とりあえず(ガイガーカウンターには頗る反応するが)健康被害は少ない筈ですぞ。4月29日。
●上杉家についてもう少し。ところで謙信の子・景勝(1555~1623)も実は養子。信玄は生涯、不犯を貫き妻を娶らなかった(妻帯禁制)ため、後継の景勝は謙信の姉・仙桃院(1524or1528~1609)の子である。甥を2代目とした。景勝は秀吉の五大老で越後から合津120万石に移封されたが、関ヶ原の戦に石田三成と結んだため徳川幕府からは米沢20万石へ移封減封された。この世継の問題はその後2度起こった。景勝の孫・綱勝にも男子なく、妹・三姫が吉良義央に嫁いでもうけた綱憲を養子に迎え、綱憲と称した。その綱憲の孫の世代にも世継が誕生せず、今度は綱憲の娘・豊姫が黒田長貞に嫁いでもうけた娘・春姫がそれまた嫁いだ秋月種美との間の子・直松に白羽の矢が立った。そう、この日向高鍋藩の次男坊・直松こそが米沢上杉家の養子となり、上杉鷹山と名乗ったのである。つづく。4月29日。
●5月5日は端午の節句。男子の健やかな成長と立身出世、そして家系繁栄を祈願する。今の時節、至る所に鯉幟が舞う。この節句では他にも兜や甲冑(よろいかぶと)、武者人形などの飾りものがつきもの。今日、所望の兜を求め近所の家具屋さんへ出かけてみたが、値段もそうだが意外にも選択に苦労した。店員さんの話では、男性には甲冑に人気があり、女性は気味悪がってそれを嫌うらしい。また、武将では伊達政宗や上杉謙信、武田信玄が好まれ、女性には徳川家康がもてるという。そこで長考思案の挙句選んだのは上杉謙信の兜。縁起でもないが、謙信亡きあと随分経って上杉家は男系が途絶えた時があった。信玄の嫡男・景勝から数えて9代目の鷹山は言わずと知れた高鍋秋月藩の出であるが、4代目綱憲の娘・豊姫(黒田長貞正室)の孫にあたり、母親は春姫(秋月種美正室)である。つづく。4月26日。