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今週の親仁ギャグ・2016年3月13日(日)~3月19日(土)

●「頼母子講」(たのもしこう)というのがある。「無尽」(むじん)とも言い、「一定の口数と給付金額を定め、加入者を集めて定期に掛け金を払い込ませ、抽選や入札により金品を給付すること。」(三省堂スーパー大辞林)である。昭和の時代にはまだまだ盛んだったように思う。田舎の祖父母や父母も近しい仲間とやっていた。くじを順番に引いて当った人がまとまった金額を貰う。例えば月にひとり1万円の掛け金で、8人のメンバーなら、当ったら8万円貰える。もちろん、一度当たれば次に貰えるのは8回後ということになる。頼母子講の良いところは、一度にまとまった金額になることで高額な品物が買えたり、旅行したりといろいろあるが、一番は子供の入学や就職、家族の病気など金の入用の時、順番を度外視で融通のきくことであろう。(親睦も当然ながら重要な事柄ですが)。われわれも随分と助けてもらったはずだ。ところでこの度のプロ野球の「声出し」と呼ばれる現金のやり取り。数億も数千万の高額所得プロプレーヤーが草野球のおっさんが考えるようなことを数年もやり続けていたのだから仰天だ。違法性は無いと躍起だが、かつて仲間うちで流行った高校野球トトカルチョ(イタリア語「プロサッカーの試合などを対象とした賭博」(とばく)。公認している国もある・スーパー大辞林)とどこがどう違うのであろうか。試合の当事者である分、プレーに雑念が付きまとうのではなかろうか。胴元(筒元=元締め)が居て寺銭を取らぬのは「頼母子講」も「声出し」も同じだ、からして胴元を置かない、あるいは居ないトトカルチョはやっても何ら問題がないということじゃありませんか。公営ギャンブルとトトカルチョ・・・人間の、人生のたのしみは「呑み・打つ・買う」というじゃありませんか。これを機に俗に言う合法ギャンブルの拡大について議論してはどうでしょうか。オッズの出るボクシングなんておもしろそうですね。もちろん「打つ」は「背番号5」の覚醒剤じゃありませんよ。つづく。3月18日。

●埼玉県熊谷市新堀のJR高崎線で15日に起きた火災は、送電線の「がいし」が破損して漏電が原因であった。碍子はどこの電柱でも見かけることができるはずです。田舎で子供の頃は工事中の電柱の下に転がっていましたが・・・。地下鉄銀座線をはじめ全国津々浦々のトンネルや水道管など耐用年数間近の老朽施設が溢れ返っています。内部留保金が230兆円とも300兆円とも言われる大企業の皆様、是非老朽化したものへの設備投資をして下さい。そうそう、彼の京セラの稲盛さんは、「有機化学の教授の紹介でがいしメーカーの松風(しょうふう)工業に入社、1958年退社する。妻の朝子は、禹長春の四女である。当時の松風工業は、倒産寸前で退職が相次いでいた。1959年、社員8人で京都セラミツク(現京セラ)を設立し、1966年に社長に就任。」(Wikipedia引用)という経歴をもちます。セラミック陶器である碍子・・・関係が大いにありですね。「がいし」の「」は「さまたげる」の意です。老朽化したものへの設備投資を渋って日本経済成長(内需拡大)の妨げとならぬようお願いしますよ、社長さん方。3月18日。

●どうしたことか、民進党の決定を目の当たりにして浮かんだのが「さらばハイセイコー」の冒頭歌詞。「誰のために走るのか 何を求めてはしるのか」である。昭和50(1975)年の増沢末夫でヒットした。正式な国交のない台湾(1972年の田中角栄・毛沢東による日中国交正常化以来現在まで。1952年に締結された日華平和条約は1972年の日中国交正常化で失効)の民主進歩党(民進党)から誼の連絡が入ったという。国民と民主主義のために(党が)進歩(邁進)するのか、民主主義の錦旗を掲げて日本を進歩させるのか、進んで日本改革を実行するのか、党の勢力を進歩(増大)して民を援けるのか・・・よくわかりません。どうでも構わないのですが基本的な国家論を示して下さい。「誰のために・・・何を求めて・・・」何をしようとしているのでしょうか間違っても政治家お得意の「野合」で自分たちの利権を守ろうとしているだけじゃないですよね。田中角栄が最初に所属した政党が日本進歩党でした。終戦直後に結成された保守政党で1945年11月16日~1947年3月31日の短命でした。3月16日。

居酒屋論争(下世話)の具材を一国の、それもつい最近まで「世界の警察」を自他ともに認めてきたアメリカの大統領が摘んでは吐き振り散らかすようではとんでもないことです。世界中に敵をつくることになりますから。誰にだって俗に言う好き嫌いは常の事です。国家間、民族間においてもそうです。俗に言うところの好い人はどの国にもどの民族にもいますし、嫌いな人間もいます。それを一国の大統領が十把一からげで避難するのはやはりヤバイでしょう。ということで・・・トランプ氏が大統領になることはないでしょう。週刊誌では意外に親日家のように書かれていますが・・・。トランプ氏が新橋の居酒屋で飲むとしたら客と殴り合いの大げんかになるでしょう。想像しただけで楽しそうですが・・・そうそうあの文化勲章の文芸評論家の小林秀雄(1902~1983)は酔うと必ずや論争し殴られた方だそうです。懲りずに何度もなんどもです。それにしても「民主党」か「立憲民主」かしりませんが、御党の基本思想や国家論とは如何なものなのでしょうか。最近の各党支持率は自民党が四割弱、民主が8%、共産党が5%、創価学会の公明党が3%のようです。創価学会は同士(会員)が車などで投票所まで送迎しますからそのまま獲りですが、共産党支持者の投票率も高いであろうから、安倍さんも危機感が少しはあってかで非難を浴びせているのでしょう。「野合」を広辞苑で引くと「男女が婚儀を経ずに通ずること。密かに結びつくこと」だそうです。非難する自民党と創価学会も野合。非難される民主と赤旗も野合。野合は野合で選挙に勝つ手段の武器ですが、有権者にとっては選挙前には「党是」を打ちあげて国民に顕示するのが最低限のマナーでしょう。それにしても「立憲民主」とは響きがなんとも懐かしいですが・・・安倍自民は「立憲民主国家」を否定していると思っている国民が多いということの反映でしょう。私も国会議事堂前で抗議したひとりとしてわかる気がしますが・・・この時代になってわざわざ党名候補の2番手になるとはいささか気恥ずかしくもあります。日米安保の「集団的自衛権」と「憲法9条改正」問題、「保育園落ちた 死ねよ日本」の少子化問題、「大津地裁の高浜原運転差し止め判決」の原発問題、「軽減税率」(累進課税緩和)の消費税導入時期・・・夏の参院選に向けて争点が絞られてきた感あり。それにしてもゲス不倫議員の京都での衆院補選に掛かる費用は2.6億円だそうな・・・夏の参院選に組んだらどうななおかね・・・法律で決まっているとは言え、それを変えられるのは永田町の先生方・・・本当にゲスな話です。3月13日。

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