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今週の親仁ギャグ・2016年9月4日(日)~9月10日(土)

●「女の手の動きを見たとき、菊治はなぜともなく、風の盆を思い出した。・・・・・・」。これは渡辺淳一の「愛の流刑地」の冒頭文であります。「風の盆」は富山市八尾(やつお)町の約300年続く五穀豊穣を願う伝統行事です。立春から210日目の9月1日から3日間を「風の盆」と云い、胡弓の音色に合わせ、編み笠を目深にかぶった男女が優美に踊る祭りです。かつて台風の銀座と言われた南九州の近年は直撃が極端に減ったようです。12号も災禍ほとんどなく北へ抜けていきましたが、台風こと野分きは今からが本格であります。「野分き」が「風の盆」とは・・・・・・? 辞書では「富山市八尾町で九月一日から三日まで行われる行事。風の神を鎮め豊年を祈り、胡弓の加わった地方(じかた)のはやしに合わせて『越中おはら節』を歌い踊り明かす。季:秋」とあるから、やはりこの時季は富山でも風(台風)の多いということでしょう。われわれの年齢になると元気なうちに旅行をしてみたくなります。「風の盆」もそのひとつであります。9月6日。

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