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今週の親仁ギャグ・2016年11月6日(日)~11月12日(土)

●安倍ちゃんが17日、早速渡米してドナルドさんと会談するという。秀吉が山崎の天王山で明智光秀を斃した時、多くの大名が秀吉の戦勝を祝すため、「山崎の山上へのぼり、秀吉の居館に入った」、と司馬さんは書いている(「夏草の賦・下」p69・文春文庫)。「戦勝の祝賀客は、せまい境内にびっしりと詰めていて、秀吉に対面してもらうのを待っていた。大名だけでなく、京の公家、親王、門跡、そのあたりの社寺の神主や僧、それに堺や京、近江の富商など、おびただしい客のむれである。」とも(同)。今のトランプさんの居館「トランプタワー」の前にはトラックや柵、それに多くの抗議デモ隊だが、これもそうは長く続くまい。秀吉に人集したのは秀吉の平和策への民衆の期待に他ならなかったかも。長曾我部元親の四国制覇によって窮地の阿波の三好笑巌入道はいち早く渡海して山崎へ参上した。一方の元親は、「猿がごときに」と方向を見誤り、その3年後(1885年・天正13)の秀吉の四国征伐で土佐一国を残しての降伏(和議)となった。古人曰く、「機にして、変に応ずる」、「臨機応変」と。「一刻を争って馳せ参じる」ことが何より重要なことは、戦国の世もいまも同じということだ。そういう意味では安倍ちゃんにエールを送ろう・・・・・・ではないですか。11月12日。

●キューバで急場をしのいだだけのオバマ(前)大統領。チャレンジ精神に乏しいからチェンジできない、パッとしなかった大統領。民主党だからか・・・・・・日本の民進党も何がしたいのやら解らない集団では同類か。ドナルド新大統領に「変化」を求めた米国人は半数だが、投資家は大歓迎。少なくとも相場はそう見ている。次期大統領へのご祝儀相場はそう長く続くまいが・・・・・・年明けの20日からが正念である。実業家の政治家へ今までにない変わった世界改変を期待しようじゃありませんか。既存の「政治、政治家とは何者ぞ」、ですぞ。日本人の本音も「変化」を渇望しているかもしれない。何を「欲しているのか」、厳に自問自答してみるべし。中国では「独身の日」という・・・11月11日。

ドーナルの・トランプ・・・・・・81円になっていた豪ドルも76円まで高くなったのに今や79円台。米ドルも103円まで戻っているぞ(9日22時)。市場は冷静だな。それにしても米日をはじめ世界の、世界のマスコミの無能力には辟易だな。何で飯を喰っているのだ。危機を煽り、面白がって飯を喰う輩の多いことやら。呵呵!!! 今夜も、既に3本目の宮崎限定「霧島」が効き過ぎましたな! 11月9日。

●日経平均が1000安で済んだのは、その程度に終わったのは不幸中の幸いでしょう。トランプ氏にはナショナリズムや民族主義がプンプン匂ってきますね。お隣の大国もナショナリズムの塊のようなもんです。イギリスのEU離脱も移民問題が根底にあり、彼らによって労働が奪われるという死活がかかっています。「アメリカ・ファースト」というのはいろんな意味を含んでいるのでしょうが、アメリカが国是の最優先としてきた自由主義から保護主義へ舵を切替えるというメッセージでしょう。ブロンズ一家、極端な民族主義や廃絶主義に奔らなければいいのだが。とまれ、この結果はアメリカの本音であります。粛として対応するしかありません。日本がアメリカの保護(傘)から脱出するチャンスでもあります怒鳴るどトランプさん、今や独り勝ちはできません。仲良く世界の為に汗を流してくれませんか。(これは飲みに行く前の素面の「親仁ギャグ」ですぞ)。11月9日。

承前・・・・・・文明とは、飛行機とか歯医者とかは文明ですね、国や民族を問わずグローバルに受容され便利で合理的なツールであります。茶道や純和風式の襖の開け閉め方なんぞは文明とは言わず文化ですね。文化は多くの場合、不便で不合理的なものであります。したがって儒教思想をはじめ宗教たるものは文明ではありえません。政治なんぞに宗教やその類が介入するというのは前時代的なやっかいものであって、今の韓国のようになってしまうのが必然でしょう。韓国の若者の失業率の高さ、優秀な若者は海外に逃避してしまう現実・・・・・・財閥が幅を利かし、それも政界とのどろどろの癒着・・・・・・厳しい現実でありますが、もしその根源的理由に儒教思想が粘着剤のように作用していれば、国の存亡の危機をおもい、それを断ち切るべきでありましょう。11月9日。

●今日(こんにち)の韓国の大騒動と大混乱。青瓦台は機能停止やら。根源は儒教思想を原理主義的に遵守している国民性にあるのでしょうか。無論、日本も儒教思想を輸入して取り込み、その教義とやらは憲法十七条教育勅語にて謳われていますし、それによって国を治めやすくしたという経緯はあります。しかしながら歴史全体から見れば韓国のように儒教思想にどっぷり浸かったというものではありません。儒教の聖地は中国の魯の孔子でありますが、本場の中国以上にその思想に忠実なのが朝鮮半島であります。では儒教の根本思想とはなんなのでしょうか。それは一言で「三綱五常」であります。「三綱」は「主君と臣下」、「父親と子」、「夫と妻」の間の三つの道徳を指します。「五常」は「」、「」、「」、「」、「」の常に行うべき五つの道義のことであります。「五常」という徳性を拡充することにより五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教えます。場合によっては、真実や絶対善が周りの身内や交友関係によって曲げられるか、曲げてもよいということになります。幸いにも日本はその儒教を文明化して取り入れることはありませんでした。仏教やそもそも存在した神道などをうまく調和させて今日のちゃらんぽらんな思想体系になっております。最近、自民党の憲法改正案に家族の在り方などを明記した件があるかに聞き及びますが、さてはそこまですべきか・・・・・・議論の必要なところでしょう。11月8日。

●上の写真の続きで豊洲の譚ですが、築地の魚屋さん(仲卸さん)の一部は大田市場に移転したか、空きの店舗が片付き次第、入居するらしい。その数や、総数で100店舗になると云う。大田市場は八百屋(青果市場)かと思っていたら、魚(生鮮もの)も扱うそうな。調べるに、東京都が仕切る市場(東京中央卸売市場)は都内に11か所もあるそうです。しかしですよ、そのなかで最も幅を利かせているのはやはり築地なんですね。1000を超える業者で年間取り扱いは5657億円(2005年・Wikipedia)らしいです。うち820が水産関係の仲卸であり、一日の扱いが18億円弱というから壮大です。そうそう、上の写真は築地の場外なんですが、これは休日のものです。市場が開いているときはもっとの人出ですね。3倍は軽いでしょう。その中の多くは外国からの観光客のようです。セリが休みと云っても多くの人が鮨やマグロ丼(海鮮丼)を頬張っていますね。果たして豊洲でもこのような光景が再現されているかどうかということですよ。11月7日。

●山本有二農林水産相による1日の「JAの方々が大勢いらっしゃるみたいでございますので、明日でも(パーティーを開いた自民党の)田所(嘉徳)先生のご紹介で農林省(農林水産省)に来て頂ければ何かいいことがあるかもしれません。」とは、具体的にどのような利益供与を想定しての発言なのだろうか。全農改革の「撃ち方止め」なのでは・・・・・・と勘繰りたくありませんか。「世間の声には、真実(ほんと)がある。まこと、そちのいう通り、よしない約束事ではある。-だが、事ここになってしまうと、逃げては、武士道が廃(すた)る。武士道の廃りを示しては、わし独りの恥ではない。世人の心を堕落させる」・・・・・・これは、佐々木小次郎との決闘を2日前に控え、養子で弟子の伊織の「でも、多くの人が、巌流殿には敵(かな)うまい。武蔵も、よしない約束をしたものだと、皆いいます」という心配に応えた武蔵の言葉である。(吉川英治「宮本武蔵(八)」pp344~345)。吉川英治が武蔵に言わしめた人の道。山本有二先生よ、世論の6割は辞任を要求してますよ。十分に「世人の心を堕落させた」責任は大きい。政治家皆を同一視するのも世人であります。11月6日。

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