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今週のつぶやき親仁・2021年5月30日(日)~6月5日(土)

●「コロナバブル
▼今、銀座界隈を中心にコロナ禍で行き場を失ったマネーが溢れているそうだ。昨今は上げどまりの様相だが、3万円越の実態を伴わない株の高騰。▼LOT.123 ペトリュス (ボルドー)1982 1imperial・落札予想価格:170万円 – 250万円・落札価格:195万円。LOT.152 ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ モンラッシェ グランクリュ (ブルゴーニュ)・1979 1bottle・1981 1bottle・1983 1bottle・1984 1bottle 計4bottles・落札予想価格:190万円 – 300万円・落札価格:200万円。LOT.174 ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ ロマネコンティ グランクリュ (ブルゴーニュ)・1996・1bottle・落札予想価格:150万円 – 230万円・落札価格:195万円。LOT.181 旭酒造 獺祭 醸造結果出荷合否判定用試飲酒 各種10本 (日本)・落札予想価格:25万円 – 50万円・落札価格:100万円。これらは5月29日の銀座某オークションの落札結果である。▼極めつけは、LOT.202 サントリー シングルモルトウイスキー 山崎50年 (日本)・700ml・度数57%・1bottle・オリジナル木箱付・発送時の外箱付・落札予想価格:2,500万円 – 5,000万円・落札価格:4,600万円である。オークション手数料を加えると、ざっと5千万円也。▼「山崎50年」は、2005年5月に1本100万円で500本を、2007年9月には50本を、2011年12月には150本を販売している。そのうちの1本である。ちなみに「山崎55年」(アルコール度46%)は2020年6月に限定100本を転売禁止の抽選販売したが、香港のボナムズオークションで約8515万円で落札された経緯がある。これは日本ウイスキーの最高値記録。サントリーの最初の販売価格は税込みの330万円であった。「山崎55年」は、「山崎モルト原酒の中から、1964年蒸溜のホワイトオーク樽原酒や1960年蒸溜のミズナラ樽原酒など、熟成のピークを迎えた原酒を厳選しブレンドした」という。本来の「山崎55年」は、「1964年の東京オリンピック前後の原酒をブレンドし、東京オリンピック2020のトリビュートとする予定だったが、開会が流れ、図らずも投機の対象となってしまった」という。▼「山崎50年」は過去にも2800万円で落札されているが、5月29日の4600万円はその倍額である。容量は700mlであるから、1ml当たりの価格は約7万円。24純金1gの相場約7千円の10倍であることから、この「山崎50年」も無論、投機の対象である。▼コロナ禍で行き場を探す、成金マネー。さてコロナが収束する2、3年後はまさに「バブル」(水の泡)となるのでしょうか。5月31日。

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