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六位一体の、美味いコーヒー。

コーヒーの味にはどのような要素が含まれるのでしょうか?

一杯の美味いコーヒーがテーブルに運ばれるまでには、

①生豆の仕入、②焙煎(ロースト)、③ミル(粉挽)、④濾過(フィルター)の、主に4つの過程があります。上質な生豆であることは当然です。焙煎は、ミルで挽ける状態にするだけでなく、過熱によってメイラード反応やカラメル化、クロロゲンの分解等、さまざまな化学反応を誘起し、コーヒー独特の香ばしさや苦味・酸味を醸し出します。焙煎には生豆の品質ばかりでなく、外気温や湿度なども関係しますので、焙煎中は片時も焙煎機から離れず、極度の緊張が要求されます。焙煎された豆は、コーヒー成分を効率よく抜き出すためにミルで挽かなければなりません。ミルは、その構造からカット式、グラインダー式、回転式などがありますが、「ポン‐セア」では井上製作所のカット式「リードミル」を使用しています。井上製作所のミルで挽いた粉は、必要以上に圧や熱を加えないため、焙煎豆の組織(細胞)に対する物理的ダメージが少なく、さらに粉粒が均一で、微紛が少ないのが特徴です。まさにこれが、「リードミル」で挽いたコーヒーは雑味がないとされる所以です。そして最後に、「リードミル」で挽かれた粉は、その粉のサイズに最適のフィルター孔である、ネルで濾します。「リードミル」とネル濾過は、一体の関係です。

以上、六位一体のうち四つについて書きましたが、残りの二つは、⑤器(コーヒーカップ)と⑥店の雰囲気です。「ポン‐セア」では、この六つが一体となるよう、日々努力しています。

どうぞ、忙しない日常を忘れ、ゆったりとした時間をお愉しみください。

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