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今週の親仁ギャグ・2021年6月27日(日)~7月3日(土)

●「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」。政府は、沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移設に関し、辺野古の海岸埋め立て土砂を沖縄本島南部の糸満市や八重瀬町などから採取することを計画している。沖縄本島南部は沖縄戦の激戦地であり、今尚多くの遺骨が眠っている。その遺骨が含まれる土を埋め立て土砂に使用するというのである。なぜ土砂が必要なのかは、建設中である辺野古米軍基地の海底の地盤が粘土質で、その深度が90mもあるという。そもそも地盤調査は行われている筈であるから、政府の今回の計画は当初から判明していたことであり、例によっていつもの既定路線であるのは明らかである。辺野古は沖縄本島の中央よりやや北に位置する。何故にわざわざ沖縄戦激戦地の本島最南端から土を運ぶのか、疑問だらけである。「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」。人間の盾となった人々の遺骨が眠る土を、よりによって敵であった米軍基地の埋め立てに使うことはなかろう。英霊への冒涜であり、太田実中将の遺言に背くものであり、計画の発想自体を到底許せない。7月1日。

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